テレワーク勤務をする人の中には、ネット環境を整えなくてはいけない人もいるでしょう。
テレワークをする上で快適なネット環境を用意するのは、作業を効率化する上でとても大切です。
そこで今回はテレワークにおすすめのネット環境を紹介していきます。
光回線とポケットWi-Fiはどっちがおすすめ?
それではテレワークのネット環境は、光回線にするか、モバイルWi-Fiにするかどちらがおすすめなのでしょうか。
結論、テレワークをすぐに始めなければいけない人は最短で契約当日に利用することもできるポケットWi-Fiを、今後も継続してテレワークをする人は通信速度や安定性に優れた光回線をおすすめします。
「でもどの製品を購入した方が良いの?」と疑問をお持ちの方に向けて、これからテレワークをする方におすすめのポケットWi-Fiと光回線を紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
テレワークのネット環境選びの3つのポイント
まずはテレワークのネット環境選びで押さえておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
通信速度
通信速度が速いとサクサク作業を進められます。通信速度は作業効率に直結するポイントですので、しっかりチェックしておきたいところ。
通信速度の単位は「Mbps」やMbpsの1,000倍の単位の「Gbps」で表され、一般的に快適に通信できる最低の速度は10Mbps~30Mbps程度と言われています。
通信速度は、光回線もしくはポケットWi-Fiの各商品にはどれくらいのMbpsを出せるのかが表示されていますので、そこをチェックしていきます。
例えば、下記画像はUQ WiMAXのポケットWi-Fiですが、赤枠内が通信速度を現しています。(少し見にくいかもしれませんが、下り最大速度440Mbps 上り最大速度750Mbpsと書かれています)

「上り」というは、送信/アップロード時に使われる通信速度のことです。
一方、「下り」は受信/ダウンロード時に使われる通信速度です。
また、あくまで表記されているのは上り/下り「最大」速度ですので、必ずしもその速度が出るとは限りません(実際の速度は、都市部であっても最大速度の50%程度が出れば良いほうと考えておきましょう)ので、ご注意ください。
会社によっては、Broad WiMAX 実測マップなど実際の速度を紹介しているサイトもありますので、一度チェックしてもみても良いかもしれません。
セキュリティ
業務上、外に漏れてはいけない重要な情報のやりとりをする場面があるかと思います。セキュリティ面もしっかりこだわりましょう。
光回線を契約する場合は、ウイルスバスターなど市販のセキュリティソフトを利用する他、プロバイダーが提供しているセキュリティ対策ソフトを導入する方法があります。
また、電波を利用しないWi-Fiの場合は、高度な暗号化通信を使用するようにしましょう。Wi-Fiの暗号化と認証方式には3つあり、①WPA2(AES方式)②TKIP方式③WEP方式の順に高度なセキュリティ機能を持ちます。
現在のWi-FiはWPA2(AES方式)が主流ではありますが、契約時にWPA2(AES方式)であるか、念の為確認しておきましょう。
回線品質
回線品質が低いと、通信障害や通信速度の低下を招いてしまうため可能性があります。WEB会議中にいきなり通信障害になるのは避けたいところです。
単純に回線品質だけを見ると、ポケットWi-Fiよりも光回線のほうが品質が高く通信も速いです。
ただし、最近のポケットWi-Fiも回線品質は優れたものが多く、回線品質以外の要素も判断材料に加えて、総合的に判断することをおすすめします。
おすすめの光回線とポケットWi-Fiプロバイダー
通信速度、セキュリティ、回線品質の3点をもとに実際にテレワークやリモートワークで役立つおすすめのプロバイダーを光回線とポケットWi-Fiそれぞれで紹介していきます。
おすすめのポケットWi-Fi/プロバイダー
ポケットWi-Fiは契約から通信開始まで最短即日で完了することができ、また持ち運びができるのが特徴です。ここでは、おすすめのポケットWi-Fi/プロバイダーを3つ紹介していきます。
UQ WiMAX

深田恭子さんなど三姉妹が出演しているCMでお馴染みのUQ WiMAXです。
UQ WiMAXの特徴は、サポート体制が充実していることろ。サポートセンターは年中無休で9時~21時まで対応してくれますので、あまりポケットWi-Fiに詳しくない人はUQ WiMAXがおすすめです。
料金 | 月額3,880円~ |
最大通信速度 | 最大上り速度:75Mbps最大下り速度:1.2Gbps ※端末による異なる |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など (端末により異なる) |
連続待受時間 | 約800時間(WiMAX2+、スマート設定時) |
通信制限 | 3日間で10GBを超えた場合、翌日18時~翌2時まで 1Mbpsになる |
解約違約金 | 契約満了月の末日またはその翌月以外に 解約もしくは料金プラン変更すると発生(9,500円※税抜~)。 |
とくとくBB WiMAX


とくとくBB WiMAXの特徴は、さまざまなキャッシュバックキャンペーンを実施しているところ。お友達・ご家族紹介特典や契約時最大26,000円のキャッシュバック、乗り換え時のキャンペーンなどキャンペーンが充実しています。
料金 | 月額3,609円(税抜)~ |
最大通信速度 | 最大上り速度:75Mbps最大下り速度:1.2Gbps ※端末による異なる |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など (端末により異なる) |
連続待受時間 | 約800時間(WiMAX2+、Wi-Fi未接続時) |
通信制限 | 3日間で10GBを超えた場合、翌日18時~翌2時まで 1Mbpsになる |
解約違約金 | 契約から1ヶ月目~24ヶ月目までに解約 →プランにより異なる25ヶ月目以降、契約更新月以外に解約9,500円(税抜) |

Broad WiMAX

なるべく費用を抑えてモバイルWi-Fiを契約したい場合は、Broad WiMAXがおすすめ。業界でも最安級の月額2,726円(税抜)~でモバイルWi-Fiを使用することができます。過去、端末代金0円のキャンペーンも行っており、初期費用も抑えられるでしょう。
料金 | 月額2,726円(税抜)~ |
最大通信速度 | 最大上り速度:75Mbps最大下り速度:1.2Gbps ※端末による異なる |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など 端末により異なる |
連続待受時間 | 約800時間(WiMAX2+、Wi-Fi未接続時) |
通信制限 | 3日間で10GBを超えた場合、翌日18時~翌2時まで 1Mbpsになる |
解約違約金 | 更新月、または2年以内(3年契約の場合は3年以内)の解約は、 契約解除料(9,500円※税抜)が発生する。 |
おすすめの光回線は?
続いて、おすすめの光回線を3大キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)ユーザーへのおすすめ別に3つ紹介していきます。
auユーザーにおすすめ!auひかり


auスマートフォンを持っているならauひかりがおすすめです。
永年500円~1,000円の割引を受けられます。遠くに住んでいる家族も割引対象ですので、もし身内にauユーザーが多い方は、是非検討してみてください。また対応エリアも全国ですので、どこでも利用可能です。
料金 | マンション:月額4,300円(税抜)戸建て:月額5,600円(税抜) ※戸建てはスタンダードなホーム1ギガ、マンションは 16契約以上対応のマンション用のプラン |
最大通信速度 | 最大上り/下り速度:1Gbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など 機器により異なる |
解約違約金 | 7,000円~15,000円(プランにより異なる) |
ドコモユーザーにおすすめ!ドコモ光


ドコモユーザーにおすすめなのがドコモ光です。
ドコモのスマホの月額料金から永年最大1,000円(税抜)割引になります。しかも離れて住んでいる家族も割引対象となります。ドコモユーザーであれば、まずは検討しておきたいですね。
料金 | マンション:月額4,000円(税抜)~戸建て:月額5,200円~ ※プランにより異なる。 上記はほとんどの方が契約している「タイプA」の料金。 |
最大通信速度 | 最大上り/下り速度:1Gbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など 機器により異なる |
解約違約金 | 更新後を含む契約期間内での解約は戸建タイプで 13,000円、マンションタイプで8,000円の解約金が掛かる。 |
ソフトバンクユーザーにおすすめ!Softbank光


最後にソフトバンクユーザーにおすすめのSoftbank光の紹介です。
Softbankのスマホとセットで永年毎月1,000円割引をすることもできます。もちろん離れた家族やシェアハウスの友人にも適用可能です。その他乗り換えキャンペーンも随時開催中です。
料金 | マンション:月額3,800円(税抜)~戸建て:月額5,200円~ ※プランにより異なる。 |
最大通信速度 | 最大上り/下り速度:1Gbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など 機器により異なる |
解約違約金 | 契約満了月以外で解約の場合は、 解除料金(9,500円~15,000円)が掛かる。 ただし、自動更新なしプランに加入の場合は、掛からない。 |

まとめ
今回はテレワークとネット環境について解説してきました。どんなネット環境が適しているかは人によるかと思います。今回解説したポイントをもとに、ポケットWi-Fiもしくは光回線の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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