密にならないオフィスレイアウトどう工夫する?デザインのポイント3つ

緊急事態宣言による急速なテレワーク導入で、企業はコミュニケーションの非効率性や生産性悪化、自宅での作業場所の確保の難しさなど、体制や制度に課題を抱えています。そのため、コロナ収束後は徐々にオフィスへ出勤する働き方に戻っていくとが予想されます。

そこで企業や経営者が考えるべき点はオフィス環境です。
これまでの「都心」や「駅近」というオフィス価値ではなく、「快適性」や「衛生面」などの、労働環境の整備が重要になることでしょう。

ここでは労働環境整備のひとつとして、自粛明けに必要となるオフィスのレイアウトについてポイントを整理してみましょう。

オフィスレイアウトで注意すべき点

自粛明けにオフィスレイアウトで注意すべき点は「3密」の回避です。
3密(3つの密)とは、密閉、密集、密接の意味で、日本の新型コロナウイルスの集団感染が起こった場所の共通点を調査した際に、3密が共通化していたことが分かり、名付けられたものです。

また、感染拡大の防ぐためにソーシャルディスタンス(社会的距離)をオフィスに取り入れることが必要になります。そのためにはオフィスでも、互いに手を伸ばして届く距離(およそ2m)を空ける工夫などが求められます。

オフィスレイアウトのポイント3つ

「3密」と「ソーシャルディスタンス」を守るためのオフィスレイアウトのポイントをまとめていきます。

ポイント①「脱・島型」レイアウト

引用:株式会社ROOM810

これまでのオフィス空間として一般的な、中央にデスクを集めた「島型」では、ソーシャルディスタンスを保つことは困難となります。

そこで、空間の四隅を活かしたデスクの配置、対面を回避した「卍状」配置といった、空間を区切ったパーソナル型」のオフィスレイアウトによって、ソーシャルディスタンスを守ります。中央に空いたスペースでは、社員の交流を目的にしたコミュニケーション空間として利用することもできます。

ポイント ②パーソナルスクリーン活用レイアウト

引用:株式会社ROOM810

デスク上にレール等を設置し、抗菌仕様のスクリーンを配置することでソーシャルディスタンスを守り、感染予防対策をすることができます。平常時はスクリーンの代わりにカーテンや暖簾に代替することで、半個室の空間や、一人用のWEB会議や商談スペースとしても活用することが可能です。

ポイント ③遊び心を取り入れたレイアウト

引用:株式会社ROOM810

自宅で仕事可能な時代に出社する意味を見出すには、オフィスの価値が重要になると言えます。従来のオフィスの考え方に捉えわれず、出社が楽しくなるような楽しいオフィス空間にすることで、自宅またはそれ以上に快適なオフィス環境となり、社員同士のコミュニケーションも活発になることでしょう。

まとめ

ポストコロナ時代では、従来のオフィスの概念や考え方を改め、新しいオフィス形態や環境変革へ向けて企業が舵を切らなければなりません。大切な従業員を守るためにも3つのポイントが自社にどのように適合するか検討してみてはいかがでしょうか。

参照:株式会社ROOM810プレスリリース