テレワークやリモートワークの隙間(スキマ)時間に株式投資をしようと考えている方もいますが、どのような投資手法で取引するか、考えたことはありますか?
これから投資をしようと考えている方は、しっかりとした投資手法を軸に、取引をする必要があります。
そこで今回はテレワーク中のちょっとしたスキマ時間で投資をするのに適した株式投資手法を4つ解説していきます。
テレワークのスキマ時間で投資をする2つのメリット
まずはテレワーク、在宅ワークなど自宅勤務中のスキマ時間で投資をするメリットを2つ見ていきましょう。
値動きを見ながら取引できる
株式投資を考えている方は、平日9時~15時までが取引時間となります。
オフィスに通勤していた時は、なかなか9時~15時の取引時間中に頻繁に株価を見て、取引することは難しいのではないでしょうか。
その点、テレワークや在宅ワーク中であれば、オフィスにいる時よりは、値動きを確認することができるかと思います。そのため、テレワークであれば、急なチャンスにも対応でき、希望通りの売買をできる可能性が高いと言えるでしょう。
迅速に対応できる
「値動きを見ながら取引できる」にも通じますが、テレワーク中の場合、相対的に、柔軟に投資の時間を取れるため、取引時間中に何か想定外の出来事が起こった際にも、迅速に対応できる可能性が高いです。
例えば、2020年8月28日(金)午後に安倍首相が突然の辞任を発表しましたが、株価は大きく値下がりしました。もし、あなたが暴落したら買おうと思っていたとして、テレワーク・リモートワーク中にこのニュースを見ていれば、買うことができたかもしれません。
このようにテレワーク中の場合は、相対的に柔軟性を持って、投資をすることができるのです。
テレワークのスキマ時間におすすめの株式投資手法4選
それではテレワークのスキマ時間におすすめの株式投資手法を4つ見ていきましょう。この4つの中で自分に合いそうなものを是非ご活用ください。
大型優良株に長期投資する
大型株と言われる時価総額が大きな株の中で、今後も安定的な成長が見込める優良株に、長期で投資をしてみてはいかがでしょうか。
大型株というのは、東証一部上場銘柄のうち、時価総額上位100位までを指します。
大型株の特徴として、小型株に比べて、値動きが安定している点があります。今後も安定的な成長が見込めるのであれば、株価上昇も期待できるでしょう。
また、長期で株を保有することにより、配当金を長期期間にわたり貰うことができるのも魅力です。
ETFを買う
ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、「上場」している「投資信託」のことです。
ETFは「上場」しているため、取引時間中に売買することができます。また「投資信託」でもあるため、さまざまな銘柄から構成されており、分散効果が期待できます。
ETFには例えば、日経平均株価やTOPIXに連動するものがあります。日経平均株価の連動するETFを購入すれば、日経平均株価の構成銘柄、225銘柄全てに投資をした際と同じ投資効果を得ることができるのです。
一般的に個別株よりもリスクが低いと言われているため、どんな株を買ったらいいか分からないけど投資がしたい、という方に特にETFはおすすめです。
IPO投資をする
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」と言います。IPO投資とは、新規上場する企業の株を、上場する前に、決められた株価(公募価格)で購入する、というものです。
IPO投資の魅力は、初値(上場後初めて付ける株価)が公募価格よりも大きく値上がりする可能性が高いという点。初値が公募価格の2倍、3倍になることも珍しくありません。
ただし、当選しなければ公募価格で購入する権利を得ることができず、さらに当選確率は非常に低いです。そのため、もしIPO投資をしたいのであれば、なるべく数多くのIPO銘柄に申し込みをすることが重要になります。
小型株へ短期投資をする
小型株とは、時価総額が小さな銘柄のこと。
小型株の特徴として、大型株や中型株に比べて、値動きが激しい点が挙げられます。損をする時も利益を上げる時も、大きな金額になる可能性が高いのです。
そのため、特に投資初心者は、短期投資をして、塩漬け(損失を抱えてしまい、売れに売れない状態のこと)リスクを減らすことをおすすめします。
また小型株は、流動性が低く、希望通りの株価で売買できないリスクが、大型株に比べて増えることは押さえておきましょう。
小型株は値動きの激しい場面がありますが、在宅ワーク中で、値動きを頻繁にチェックできるのであれば、小型株への投資も選択肢に上がるのではないでしょうか。
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まとめ
今回はテレワークのスキマ時間におすすめの株式投資手法を見てきました。テレワーク中であれば、オフィスで働いている時よりは、値動きを見ながら取引できるチャンスがあるかと思います。そのメリットを活かして、是非今回ご紹介した投資手法を試してみてはいかがでしょうか。