スキー場のゴンドラがオフィスに 星野リゾートがプライベートオフィスを提供

ゴンドラでテレワークする新たな試み

総合リゾート運営で知られる星野リゾートはこのたび、山梨県北杜市のリゾートホテル「星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳」で、ゴンドラを再利用したテレワーク用のプライベートオフィス「テレワークゴンドラ」の提供開始をリリースしました。

11月10日から提供開始予定です。

テレワークでのストレスを解消

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業がテレワークを推進していますが、それに伴い心身上の不良やストレス増大といった数々の問題が指摘されています。また、自宅や近隣スペースで満足なテレワーク環境が確保できず、テレワークが円滑に進まないといった懸念も拡大しています。

こうした課題を解決するために様々な試みが行われていますが、今回の星野リゾートの提案は、ワークスペースの確保とストレス解消、また家族を含めたリゾート環境の提供といった観点から注目されます。

ゴンドラ利用で快適空間を体験

今回星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳で使用するテレワークゴンドラは、既に運用されている同所「星野リゾート・アルツ磐梯」のスキー場で使用されていたものを利用しています。

ここでは、ゴンドラをワイヤでつなげて高低差を表現し、あたかもその瞬間自分がスキー場にいるかのような光景を再現し、演出します。

メリットは3つのポイント

今回提案されたテレワークゴンドラには、広さや価格など様々のメリットがあります。

快適な広さと万全の仕事環境

テレワークゴンドラの床面積は約2畳で、これからの冬の季節に向けて暖房機能を備えています。室内にはコンセント付きのデスクや腰の高さまであるソファを配置し、Wi-Fiを完備しています。

また、オプションとして1日1500円(税別)でテレビ会議用マイク・スピーカー 、ライト、ノートPCスタンド、膝上デスク、外付けディスプレイをセットにした「パーフェクト ワーケーションセット」の貸し出しも行っています。この充実した設備には目を見張るものがあります。

2人ペアでの宿泊も可能

このテレワークゴンドラは1台につき最大2人まで利用が可能で、リゾート宿泊者は無料で使用可能です。ゴンドラの利用可能時間は午前6時~午前0時までと、ほぼ生活時間帯のいつでも使用可能です。

予約は同社専用フォームから行いますが、空いていれば即時予約して使用することも可能です。

ワーケーションの活用を実証

星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳では、既に今年3月から同所のパブリックスペースをコワーキング向けに開放し、ワーケーション(*)を提案してきています。

そのため、従来からコワーキングスペースとして活用したいという利用者が多く、集中して仕事ができる場所を求めるニーズがあったため、今回ユニークでリゾート感のあるテレワークゴンドラの導入を決断したものです。
(*)ワーク(仕事)とバケーション(余暇)を組み合わせた造語

星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳から引用