新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワーク・リモートワークや在宅勤務とともに副業が注目されています。
テレワークを日常的に行っている会社員を対象にした「会社員と副業」の実態調査によると、副業に対する肯定的なイメージや興味の高いことが分かりました。
会社員の78.6%が副業に良い印象
副業を推進している会社に対してどのような印象を持っているか質問したところ、良い印象が49.9%、やや良い印象が28.7%、合計すると約8割(78.6%)が肯定的な回答となりました。
副業に前向きな考えを持つ会社員が73.1%
現在副業をしているかとの質問に対して、しているのが19.4%、していないが、したいと思うのが53.7%、合計すると73.1%の多数となりました。
前向きな理由は「給料をあげたいから」
副業をしている、またはしたいと思うと回答した人に、その理由を確認したところ、「給料をあげたいから」がが最も多く(70.9%)、続いてテレワークによって副業がしやすくなったから(51.9%)、多方面のスキルを磨いてキャリアアップしたい(39.2%)という回答となりました。
コロナがきっかけで副業を検討
副業をしたいと考えるようになった時期は、新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及してからの要因も大きい状況です(34.5%)。
副業に対する不安
副業に対する不安については、ワークライフバランスを維持できるか心配との回答がトップ(43.5%)で、本業・副業どちらも中途半端になってしまわないか心配(34.3%)が続いています。
人事評価への懸念も
副業への不安を感じる回答者に、人事評価の観点からどのような懸念があるかと質問した結果、ちゃんと働いても働いてないように見られるのではないか、また副業をしていると本業に影響があると思われるといったコメントが寄せられました。
会社に求めることは
会社に対して求める項目については、ワークライフバランスが維持しやすい環境(52.8%)、働く場所と時間が柔軟(50.9%)、成果に見合った人事評価が得られること(48.1%)という回答となりました。
まとめ
テレワークの普及によって副業を考える人が増えた一方、副業が適切な人事評価にとってマイナスにならないか心配や不安を抱えている会社員も多くいます。
副業を推進している企業に対して78.6%の会社員が良い印象を持つという結果からも明らかなとおり、企業は今後のニューノーマルな職場環境における副業の推進について、しっかりと検討する必要があるでしょう。
参照:あしたのチーム