全国各地における、地方移住に対する補助金などの支援をご紹介していきます。
ここでは北海道への移住で受けられる補助金・制度について解説します。
移住するだけでサポートが受けられる自治体:北海道利尻町(りしりちょう)
移住をするだけで、住居を入手しなくても補助金(奨励金)が受けられる自治体は北海道利尻町です。
北海道利尻町は、北海道北端の西側に利尻水道を隔てて浮かんでいる島の町で、利尻礼文サロベツ国立公園にも含まれる、昆布や利尻富士が有名な観光地です。
補助金支援の内容
転入補助金(奨励金)
北海道利尻町に移住して生活の本拠地を移し、定住して就業が認められた上で、各種の移住手続きを終えた世帯(単身世帯は除く)に対して100万円の補助金が支給されます。
(注1)公務員、また事業の都合(転勤等)で一時的に居住する場合は適用外です。
(注2)移住後5年以内に転出する場合は年数に応じた率で奨励金を返還する必要があります。
児童養育補助金(奨励金)
北海道利尻町に1年以上居住し、今後も引き続き定住・移住すると認められる方が同町内に第3子以上の子を養育している場合、3人目からの子供について出生時から16歳未満まで、保護者に対して月額1万円を補助金として支給します。
出産補助金(祝金)
上記と同様の条件で、出産祝金として1人につき25万円を支給します。
住宅を購入すると補助金が受けられる自治体
移住先では、古民家など中古の家を購入して改築したり、土地を安く買って新築を建てたりする人が多いと思います。
こうした移住に際してのニーズを支援するため、住宅の購入に関して補助金を提供する自治体は多数あります。補助額の大きな自治体の代表例をみていきます。
北海道奈井江(ないえ)町
町外からの転入者が、町内の業者を使って新築した場合:最大250万円
町外からの転入者が中古の住宅を購入した場合:最大150万円
北海道奈井江は旭川と札幌の中間地点、滝川と美唄の中間に位置し、函館本線が通る町です。若者・子育て世帯には上記の更に50万円の補助金加算があるので、新築の場合は最大300万、中古の場合は最大200万円が支給されます。
北海道深川市
市内の業者を使って新築する場合:最大100万円
指定エリア外からエリア内(町の中心部)に移転して新築を建てる場合:200万円を加算
北海道深川市は旭川の西にある町で、お米や深川牛がおいしい場所です。こちらも市の中心部の外から移住して市内業者で家を新築すれば、最大で300万円の補助金が支給されます。
まとめ
その他にも、住宅助成に関する補助金給付を行っている自治体は道内に多数あります。
例えば北海道赤平(あかびら)市では、市外から転入して市内の業者で新築住宅を建てると200万円の補助金に加え、18歳未満の同居中の子ども1人につき20万円の商品券配布といった補助金助成が受けられます。
なお、それぞれの条件は変更・改廃されることがあるので、常に最新の情報を確認しましょう。