やるべき節約とやってはいけない節約
新型コロナウイルスの感染拡大で、仕事や家計にも大きな影響が続いています。
こうした状況下で、少しでも家計を楽にするために様々な節約を工夫するところですが、やってはいけない節約と、やるべき節約があります。
今回はそれぞれについて解説していきます。
やってはいけない節約
自分の生きがいや幸せを奪う節約
節約する時にまず見直すのは支出ですが、そのお金が自分に見合うだけの価値があるかどうか検討することが大切です。
例えば、バイクが趣味だった男性がバイクを手放したことで、自分の最大の趣味を奪われる結果となり、しばらくして更に高い契約でバイクを再購入し、かえって出費が増大してしまった事例があります。
自分の生きがいや幸せまで奪う節約はストレスを高めるだけです。
費用対効果の少ない節約
節約効果が少ない割に労力と時間ばかりかかる(=費用対効果が悪い)のも問題です。水道光熱費の節約がこれに該当します。
1人暮らしの場合、水道代は月に2,000~3,000円、電気代は4,000~5,000円、ガス代は3,000~4,000円程度です。どんなに削減しても月数千円の節約がせいぜいです。
家族の場合でも、最大で月1万~2万の節約は困難です。もちろん、無駄な消費を避ける努力は大切ですが、他のより効率的な項目を意識するほうが効果的です。
他者に負担を強いる節約
共働きで外食が多く、食費削減のため自炊を家族に強いた結果、そのための負担が増大し、ストレスを与えて家庭が不和になったという報告もあります。
節約して可処分所得が増えても、家族に負担を与えて家庭不和になっては元も子もありません。家族全体の幸せが第一ですから。
やるべき節約
付加価値のある節約
外食中心だった人が、自炊を心掛けてから健康的になったり、買い物の際に隣駅のスーパーまで歩いたりというのが典型的な事例として挙げられます。
節約以外にも運動習慣がつくというメリットが付随しています。
無意識に支出する経費の削減
自分で気がつかない、無駄なお金の出費もあります。特に指摘すべきなのがスマホのアプリです。
ひとつひとつは月に数百円と低額ですが、重なると数千円レベルにも達します。登録しながら使わないアプリは全くの浪費です。
家賃や通信費、保険料など固定費の節約
前述した水道光熱費とは別に、大きく削減できるのが他の固定費です。
まずはスマホを中心とする通信費です。政府も通信費の低廉化を指示していることもあり、プランの見直しを検討すべきです。
また、最大の固定費である住居費も、住み替えなどを大胆に検討することで、数万円単位での大幅な削減が可能です。保険料の見直しも同様です。
まとめ
様々な節約方法を解説しましたが、どの項目も少し意識するだけで家計全体での節約へと繋がります。
日々の生活を見直すきっかけとしたいものです。