新型コロナウイルスの感染拡大による収入の減少や、働き方改革の一環としての副業解禁の動きといった社会・経済環境の大きな変化に伴い、多くの人が資産形成による収入増加に関心を持つようになっています。
目次
新たな収入・資産形成を目指す人が大多数
今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴う副業解禁や、資産形成に関する生活者の意識アンケート調査を実施したのは、FX自動売買システムを運営するAnello社です。
調査結果のサマリーは次のとおりとなっています。
- 68%の回答者が副業解禁やコロナ禍を契機に資産形成に関心を示している状況
- 主な理由は仕事での収入減を補填するため新たな収入が必要(44%)
- 資産形成の手段として最も関心を集めたのは株式投資(45%)
※対象は30代以上の男女100名
主なアンケート結果
今回示された主なアンケート結果は次のとおりです。
資産形成への関心は約7割
副業解禁やコロナ禍をきっかけに、資産形成にどの程度関心を持つようになったかについての回答は次のとおりです。意欲が高まったと回答した人は全体の68%にものぼっています。
- 非常に意欲が高まった:21%
- 少し意欲が高まった:47%
- 特に変化はない:29%
- 少し意欲が下がった:2%
- 非常に意欲が下がった:1%
意欲が高まった理由の多くは収入減少の補填
資産形成への意欲が高まった主な理由は次のとおりです。
- 仕事の収入減に伴い、別の収入の柱が必要になった:44%
- 他の副業に比べて取り組みやすい内容のため:25%
- 在宅ワークが増え、新しい取組みに時間を作れるようになった:18%
- 副業解禁で副業をしたいが、現実にはできないため:13%
特に興味がある資産形成は株式投資が中心
資産形成の手段としては、主に次の項目が挙げられています。
- 株式投資:46%
- 投資信託:21%
- 個人年金:18%
- FX:9%
- 動産投資:4%
- 仮想通貨:3%
まとめ
新型コロナウイルスの影響で残業手当や交通費が減少したり、勤務日数が削減されたことで、これまで生活の柱だった収入が減少した人も数多くいる状況です。
また、テレワークでは正当な人事評価が難しく、所属企業の売上低迷で給与や賞与も減少する場合も多く見受けられます。
こうした状況下で、新たな収入源として、副業や資産形成への関心が非常に高まっています。投資などを中心とする資産形成には一定のリスクも伴いますが、厳しい現状を打破するための手段として、慎重かつ有効に活用したいものです。
参照:PR TIMES