新型コロナウイルスの感染拡大に伴う収入の減少、また働き方改革やニューノーマルなど、生活環境は大きく変わりつつあります。
こうした状況下、誰もが「お金持ち」になることを夢見ても仕方がありません。
お金持ちになる方法とは?
単純に、「お金持ちになるにはどうしたらいいのか?」という問いに対して、その答えを示した専門家(*)がいます。そして、お金持ちなら誰でも知っている、その秘密についても明らかにしています。
(*)奥野一成氏
農林中金バリューインベストメンツ株式会社 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)
京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士修了後日本長期信用銀行入行。
長銀証券、UBS証券を経て2003年に農林中央金庫入庫し、2007年から長期厳選投資ファンドの運用を開始し、2014年から現職。
答えとなるキーワードとは
お金持ちになるための回答にたどり着くためのキーワードは次のとおりです。
- お金
- 経済
- 投資
- 複利
- 価値
さらに、資本主義の仕組みについて詳しく理解する必要があります。なぜなら、資本主義の世界では、資本主義をよく知っている人が勝つに決まっているから、という論法です。
究極の投資は「起業」:その日米代表事例
ここで、けた違いの大金持ちになる方法とは、自分で会社を起こす、つまり起業するということです。
あまりにも有名な、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスですが、彼の資産は約19兆円です。
また、国内に目を向ければ、日本電産の永守重信会長は、28歳の時に自分が持っている時間と才能、また少しばかりのお金をすべて「回るもの、動くもの(モータ)」に投資ました。
その結果、現在では時価総額8兆円を超える企業グループを創出し、個人資産1兆円を保持するお金持ちになっています。
起業家の醍醐味
大企業に入社して、少しずつ出世のステップを歩み、運よく社長になれたとしても、得られる給料は一般社員のせいぜい何倍程度です。
一方、自分で起業した場合は、創業経営者であるのと同時に、最大の株主として、事業全体から得る収益の多くが常に自分に入ってきます。
事業が大きく成長すればするほど、けた違いの収入と資産が獲得できるのです。
起業によるリターンの無限性
起業は、自らの才能と他人の才能を組み合わせ、様々な相乗効果を活かして、世の中に新たな価値を提供する「究極の投資」といえます。
このため、全知全能を傾け、また全身全霊で自分の持つあらゆる能力や資質、可能性を注ぎ込んで起業した結果、それが成功した時のリターンは、とてつもなく大きいものとなります。
成功すれば、複利効果というエンジンにより、企業価値は雪だるま式に膨らんでいきます。
こうした状況は、投資の代表格とされる株式投資などでは得られない成果です。
世界中に存在する、規格外の大金持ちはほぼ例外なく、自分の才能と時間を100%事業に賭けた人たちです。
一方、サラリーマンで大金持ちになった人は、世界中のどこにも存在しません。
まとめ
世の中を変えるほどの大きな夢を、特に若い年代の人には期待したいものです。
そのためには、起業という形の投資で自分の未来を大きく変えるチャレンジをすることも、選択肢のひとつといえるでしょう。