新型コロナウイルスの感染拡大による収入減少や、政府も後押しする副業解禁の動向などを背景として、資産形成に関心を持つ人が増えています。
そうした状況について調査した結果がリリースされました。
約7割が資産形成に関心
この調査を実施したのはAnello社です。副業解禁やコロナ禍をきっかけとする資産形成への関心度は、全体の約7割(68%)に上っています。
- 非常に意欲が高まった:21%
- 少し意欲が高まった:47
その理由は「別の収入の柱」
資産形成の意欲が高まった理由は次のとおりです。
- 仕事の収入が減って、別の収入の柱が必要になったため:44%
- 他の副業に比べて取り組みやすい内容のため:25%
- 在宅ワークで新しいことに時間を作れるようになったため:18%
- 副業解禁で副業をしたいけれど、できないため:13%
主な内容は株式投資など
特に興味がある資産形成の種類は次のとおりとなっています。
- 株式投資:45%
- 投資信託:21%
- 個人年金:18%
- FX:9%
- 不動産投資:4%
- 仮想通貨:3%
仮想通貨への投資も加速
上記の分析では、仮想通貨への関心はまだまだ低いですが、その一方、この分野に投資を始めている人もいます。
主な暗号資産銘柄は
この調査を実施したビットバンク社によれば、投資対象として期待し、また保有している暗号資産銘柄は次のとおりとなっています(全回答者数:4,506人)。
- ビットコイン:2,049名
- イーサリアム:1,614名
- リップル:1,568名
- ステラルーメン:785名
- モナコイン:727名
予想最高価格は
予想する仮想通貨の最高価格は次のとおりでした。
- 300万円以下:3.4%
- 300万円~500万円:5.5%
- 500万円~700万円:29.0%
- 700万円~900万円:26.5%
- 900万円~1,100万円:22.3%
- 1,100万円以上:13.2%
全体の6割以上(62.0%)が、過去最高価格を超える700万円以上と予想しています。
開始時期は
最高価格を700万円以上と予想した人が投資を開始した時期は、次の結果となっています。
- 2016年以前:68.9%
- 2017年~2019年:61.5%
- 3カ月~1年以内:66.5%
- 3カ月以内:が57.7%
まとめ
コロナ禍での収入減少などによる閉塞感から、副業や投資などによる収入補填や資産形成を考える人が増えています。
様々に期待される資産形成の中でも、仮想通貨への注目が高まることが想定されますが、リスクを抑えて堅実に運用したいものです。
参照:MONAYZINE