3回目の緊急事態宣言下でテレワークの徹底が推奨される中、残業代が減ったり、会社の将来すら不安になる人も多い状況です。
こうした状況下、転職や副業などで収入アップを図る事例と戦略を解説します。
参考:リモートワーク転職で役に立った転職サイト・転職エージェント
同じ業界では年収が上がらない
年収を上げたい一方、失敗はしたくないというジレンマはあります。
ところが、現在のような非常時にあっては、転職による失敗リスクを恐れて同じ業界に居続けても、なかなか年収は上がりません。
ポイントとなるのは異業種への転職です。収入アップするには、今いる職場でのスキルを生かしながら、更に伸びしろのある異業種へ移ることが有効です。
例えばIT業界でいえば、コロナ禍で通販の利用者が増え、ECの売り上げが伸びています。その一方、在庫管理や流通といった、IT企業がカバーできない課題も多いため、サプライチェーンでの管理職経験者など、異業種から人材を求める企業が拡大しています。
自らのスキルを「棚卸し」
手持ちのスキルを活用して、異業種・業界で活躍するポジション思考が必要です。
そして、自分の市場価値がどの程度なのかを客観的に知るために、転職サイトを活用したり、キャリアコンサルタントに相談してみる方法もあります。
自らのスキルや経験を「棚卸し」して、積極的に情報を発信することで、企業からの予期せぬ引き合いなども期待できます。
気軽に年収アップできる近道は副業
一方、転職より気軽に年収アップが図れるのが副業です。コロナ禍で拡大した副業のほとんどが、在宅で完結できるものです。
ヤフオクやメルカリなどを利用するネオせどりや、ストアカやココナラなどを利用するスキルシェアサービスなどで稼ぐ人が増えています。
自分のスキルを活かし、エクセル講座を開講して副業収入を大幅にアップさせた事例もあります。
また、地方企業や地方自治体が、WEB会議などを活用して副業者採用を急増させています。
地方系の副業求人が超穴場
テレワーク・リモートワークが浸透したことで、地方企業でも都市部在住の優秀な人材にアプローチしやすくなりました。
SNSを活用したPRや、首都圏への販路拡大など、ニーズは多岐にわたっており、副業専門マッチングサイトを公式に開設した自治体もあります。
地方での副業求人はまだまだ知名度が低く、「超穴場」案件となっています。
まとめ
副業の多くは、成果が出るまでは一定の時間がかかる農耕型ですが、それを見越して、意欲があれば今すぐ始めることが大切です。
どれだけ早く、成功へ向けての種をまけるかが重要となります。そのためには、自分のスキルを可視化し、また向上を図ることで、好条件の転職先や副業が見つかるでしょう。
参照:bizSPA!フレッシュ