テレワーク上司必見、部下をほめる、叱る5つのポイント

コロナ禍で拡大しているテレワークですが、部下とのコミュニケーションが希薄になり、信頼関係の構築に苦労する上司も多いようです。

こうした状況下で、部下と接する上での5つのポイントについて解説します。

1.いいと感じたタイミングで短く端的に、素直に褒めて認める

仕事ができない上司ほど、素直に相手の成果を認めません。出る杭を叩きつぶす上司は本当に存在します。自分に自信がないため、人を蹴落とすことでしか自分の地位を守れないのがその大きな理由です。

上司の役割は、部下が成果を出せるように導くことです。その導き方の一つが、素直にほめて、認めることです。

仕事ができる上司には気持ちにもゆとりがあるので、部下が成果を出すことを応援し、部下が出した成果を一緒に喜ぶことができます。

2.「あなたはできる」との励ましで部下の自信が育つ

いつも自信がなさそうな部下に対して、もっと自信を持ちなさいという言葉を投げるだけでは、部下には伝わりません。

自信を持てないのは、理想が高く、自分に厳しいことの裏返しでもあります。
「あなたはできる人です」と、まずは部下の力を認めることが大切です。部下が上司から認められた場合、その効果は絶大です。

3.叱る前にまず事情を聞く

上司がお客様や自分の上司から部下について叱られた際に、部下に対して「(部下のせいで)自分が恥をかいた」などと叱責してはいけません。

まずは、部下に対して事実の確認をすることが大切です。部下には、叱られた事実を伝えながら、事実を聞き出します。ここで重要となるのは、上司としての見解や意見、感想は後回しにすることです。

そして、今後の対応策を一緒に考える姿勢が大事です。部下に対しては、問題解決案を考え、次の行動へと導くよう促します。

4.「見て見ぬふり」は逆効果

部下に遠慮して、なかなか注意できない上司が最近増えています。敬語や言葉遣いが間違っているのに、注意をすると部下に嫌われるのではないかと気にして注意しない場合は、論外の対応です。

そこで教えてもらえなければ、その部下はずっと恥をかき続けることになります。

5.ごまかしのないコミュニケーション

上司が部下を叱るシーンでよくあるのが、部下が進捗報告をごまかしたときです。その際に大事なのは、まず決して叱らない覚悟を決めることです。

そして、部下に対しては「正直に」報告して欲しいほしいことを伝えます。問題のある報告を受けたら、部下とともに解決策を考えることで、部下との連帯感が生まれます。

まとめ

テレワークで離れているから褒めにくい、叱りにくいと感じる上司が多くいますが、それは単なる思い込みです。

遠隔コミュニケーションであっても、部下との日々のやりとりの中で、しっかりとコミュニケーションを図ることが大切です。

参照:@DIME