事務用品大手のアスクルは、「With・Afterコロナのオフィスをどのように活用していくか」をテーマに、新しい働き方の実現に向けて豊洲の本社オフィスをリニューアルしました。
全社横断的に社員が参加し、ボトムアップで議論を進め、社員の意見に基づいた新たなオフィス環境を実現しました。
基本ポリシーは人とのつながり
同社では、様々な議論を通じ、人のつながりと思いを大切にし、せっかく出社するのであれば、人と会うときの価値を感じられる新しい仕事場にすることをポリシーとして、それぞれのチームがテーマに沿った施策を検討し、実装しました。
主な実施項目は次のとおりです。
古来からの植物による緑のエントランス
アスクルのパーパス(存在意義)である、仕事場とくらしと地球の明日に「うれしい」を届け続ける趣旨を表現しました。
コミュニケーションにつながるシーズナルツリー
エントランスの先には、アスクルのコーポレートマークであるアスクル坊やと、社員同士や来社した人とコミュニケーションを取るきっかけ作りの役割も担うシーズナルツリーを設置しました。
植物のメンテナンス「エンゲー部」
エントランスやオフィス内の植物をメンテナンスする「エンゲー部」を設立し、水やりなどのほか、隔週で定期的な部会を実施しています。
翌日の天気をイメージしたBGMをAIが生成
エントランスにはAIが生成した音楽が流れています。AIには四季に合わせたパターンや音が組み込まれており、それらを組み合わせて翌日の天気をイメージした音楽を生成しています。
オンラインでの打ち合わせもゆったりできるスペース
「ASKUL CROSSING」を象徴するエリアで、カフェ風のハイカウンターやボックス風の席を設置しており、打ち合わせなどに使用できます。
集中できる個室ブースと社員のアイディアを生かした半個室テレカンブース
1名または2名で利用できる個室ブースを設置しました。集中して仕事ができるため、利用頻度が高いです。オンラインの打ち合わせにも利用できるよう、防音性が高いブースとなっています。
パートナー企業も利用できるゆったりとしたカフェテリア
アスクル社員だけでなく、パートナー企業の社員も自由に利用できるカフェテリアは、仲間と集うオアシスをコンセプトにリニューアルしました。
オフィス家具を体験できるショールーム
12階フロアの一角にはショールームスペースを設置しました。リニューアル前からオフィス家具のショールームを実施していましたが、新しい働き方を提案できるよう進化させました。
リラックスできるパートナー企業専用エリア
忙しいなかでもしっかり休息ができる状態をコンセプトにリニューアルした、パートナー企業社員専用のリラックスエリアです。
位置情報ツール
コミュニケーション促進として、オフィス位置情報ツール「beacappHERE(ビーキャップヒア)」を導入しました。
まとめ
同社では、今回のリニューアルに際し、シーズナルツリーやブレストできる場所など、オフィス内にあえて集まりやすい場所を作り、社員の交流拡大や意識の活性化を図っています。
参照:アスクル