テレワーク導入で従業員の勤怠を管理しきれず、頭を悩ませているリーダーもいるかと思います。
テレワークやリモートワークを本格的に導入する場合には、出社者、在宅者の勤怠管理ができる仕組みを導入する必要があります。そこで今回はテレワークに役立つおすすめの勤怠管理ツールを7つを紹介していきます。
テレワークに役立つおすすめ勤怠・労務管理ツール
勤怠・労務管理は、従業員の給与に直結するため不備があってはならず、慎重に管理しなければなりません。
また管理機能面以外にも使いやすさ、運用のしやすさ、セキュリティ、導入費用なども確認の必要があります。
今回おすすめするツールでは、そういった機能や特徴、料金について解説していきます。
ジョブカン
ジョブカンは「クラウド型勤怠管理システム業界No.1」「導入実績5万社以上」「口コミ満足度認知度No.1」を誇り、多くの企業・従業員から支持されている勤怠管理ツールです。
「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」「超過労働対策」など勤怠管理に関わる機能はとても充実しています。
ユーザーから人気があった製品をランキング化しているITトレンド年間ランキングでは、「勤怠管理・就業管理」部門など合計5部門で年間1位になった実績もあります。
勤怠管理ツールの導入にあたり、検討しておいて損はないツールと言えるでしょう。勤怠入力はいつでもどこからでもすることができるので、テレワークにも対応しています。
ジョブカンの特徴
ジョブカンの特徴は、打刻方法が多彩である点です。ICカード打刻や指静脈認証打刻、GPS打刻、Line打刻、Slack打刻などが可能なため、テレワークの働き方に合わせた打刻ができます。
さらに、ツール導入後に困ったときの体制として、ジョブカンでは無料でチャットサポートも利用することができるので、分からないことはすぐに質問することが可能です。
また、労務管理・勤怠管理・給与計算をワンストップで連動できるのもジョブカンの魅力と言えるでしょう。
ジョブカンの費用
ジョブカンは初期費用・サポート費用0円です。そして、「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」の4つの機能からニーズに合わせて自由にカスタマイズができます。利用機能数や費用の関係は以下の通りです。
Team spirit(チームスピリット)
Team spirit(チームスピリット)は、勤怠管理・工数管理・経費精算など複数の機能を融合した勤怠管理ツールであり、「働き方改革プラットフォーム」でもあります。現在、国内1,300社以上の導入実績があり、25万人以上の利用者がいます。
GPS打刻やICカード打刻など多様な打刻方法に対応しており、打刻時にはコメントを打ち込み社内SNSで共有することも可能ですので、コミュニケーションのきっかけとすることもできます。
また打刻情報から残業時間や深夜の割増もリアルタイムに把握できますので、計算する手間も省けます。
Team spiritの特徴
Team spiritの特徴は、打刻方法が多様な点です。さらに、社内SNSの機能(打刻時に1日の予定や簡単なコメントを投稿できる)があるため、手軽にメンバーの予定や状況を共有・管理することができます。
社内SNSはテレワークでのコミュニケーション機会が少なくなるのを防ぐ効果があります。また、エンタープライズ企業も採用しているSalesforce PaaSを採用しており、最高水準のセキリティ機能が備わっているのも特徴です。
Team spiritの費用
Team spiritの費用は使える機能別に3つのプランがあります。
また、無料トライアルとしてTeamSpiritを30日間お試しで使うことができますので、一度試してみても良いかもしれません。
KING OF TIME(キングオブタイム)
KING OF TIME(キングオブタイム)とは、満足度・認知度No.1、市場シェアNo.1のクラウド勤怠管理ツールです。2020年4月時点でアクティブユーザーは165万に達成しています。
機能としては、ICカードや指静脈など多様な方法による「打刻」や「有給休暇・休暇管理機能」、「スケジュール・シフト管理」「テレワーク・在宅勤務・時差出勤」など勤怠に関して充分なものが揃っています。導入企業数は2万500社を数え、多くの人に支持されているサービスです。
KING OF TIMEの特徴
KING OF TIMEの特徴は、誰でも簡単に使えるわかりやすい画面構成やアラート機能や働き方改革関連法対応、給与連携など豊富な機能にあります。
これらは多くのユーザーからの要望に答えて改善してきたKING OF TIMEならではの特徴といえるでしょう。
また、サービス体制の充実しており、導入前・導入後も専門のスタッフから安心のサポート(問い合わせ対応や保守・メンテナンスなど)を受けることが可能です。
KING OF TIMEの費用
KING OF TIMEの費用はシンプル。初期費用は必要なく、ランニングコストとして、「毎月の打刻人数×300円」が月額のランニングコストとなります。オンライン見積も可能ですので、気になる人は見積を依頼してみても良いでしょう。また30日間の無料トライアルも活用できます。
IEYASU
IEYASU(イエヤス)は、人事実務の専門家集団が共同開発した勤務管理ツールです。
人事・労務の専門ノウハウが詰まった仕様となっており、1万3,000社が導入しています。シンプルで使いやすいシステムとなっており、機能は「打刻」「CSVデータ出力」「日報機能」「レポート機能」「残業アラート」など。ICカード打刻にも対応しています。
IEYASUの特徴
IEYASUの特徴は、完全無料で今すぐにでも使える点です。
機能も必要なものが揃っており、無料で使えるのは嬉しいところです。
さらに、レポート機能も豊富で、打刻履歴や勤怠実績をレポートやグラフにして直感的に把握することが可能。人事実務の専門家集団と共同開発したので、労基法に準拠した管理を簡単に行うこともできます。
IEYASUの費用
広告の表示がありますが、初期費用0円、月額費用0円の完全無料のサービスです。他の機能を追加する場合に月額費用がかかりますが、無料でも十分な機能が備わっています。
SmartHR(スマートエイチアール)
SmartHR(スマートHR)は、全国2万社以上が登録しているクラウド人事労務ツールです。
機能は、「従業員リスト(従業員の一覧表示)」「従業員プロフィール」「雇用契約・入社・退職の手続き」「年末調整」「給与・賞与明細発行」など人事労務に関するあらゆる機能があります。
SmartHR自体に勤怠管理機能はありませんが、「AKASHI」や「ジョブカン」など他社の勤怠管理サービスと連携することが可能です。
SmartHRの特徴
SmartHRの特徴は、雇用契約や入社手続きが全てオンライン上で完結できるため、郵送などの手間を省くことができる点で、テレワークとの相性も抜群です。併せて従業員情報も蓄積されていきます。
さらに連携可能な外部サービスが充実している点も特徴です。給与計算ソフトや勤怠管理システム、採用管理システムや人事評価システムなどと連携し、自分の会社用にカスタマイズすることが可能です。
SmartHRの費用
SmartHRの費用体系は、0円プランの他に、現在スモールプラン(従業員50名以下の企業)とスタンダードプラン(従業員51名以下の企業)の2種類があります(大規模企業向けにプロフェッショナルプランも今後提供予定)
費用は従業員数により異なるため、各社見積もる形を取っていますが、参考までに下記に費用感を記載しておきます。
プラン | 従業員数 | 従業員一人当たり費用 |
0円プラン | 30名以下 | 0円 |
スモールプラン | 31名以上50名以下 | 月契約:600円 |
スタンダードプラン | 51名以上300名以下 | 月契約:750円 |
初期費用は掛かりません。
また無料トライアルとして、15日間無料でお試しもすることができます。
Money Forwardクラウド勤怠(マネーフォワード)
マネーフォワードクラウド勤怠は、株式会社マネーフォワードが提供する勤怠管理ツールです。マネーフォワードクラウド勤怠はテレワークをする企業の業務を効率化させる機能がたくさんあります。
例えば、従業員の勤怠状況をリアルタイムに確認することができる「勤怠チェック」、「シフト管理」、「異動履歴管理」、遅刻や早退、欠勤、残業などの申請や承認を行える「ワークフロー」などです。マネーフォワードクラウド勤怠を活用し、経理・営業部門での業務を短縮できたという声が非常に多くあります。
マネーフォワードクラウド勤怠の特徴
マネーフォワードクラウド勤怠の特徴はまず、その優れたデザインにあります。操作する人のことを考え抜いて作られたデザインは、直感的な操作が可能で、初めての人でも非常に分かりやすいです。
また働き方改革関連法案にも自動アップデートで対応してくれるのも嬉しいポイント。サポート体制も充実しており、メールや電話の他、チャットで問い合わせ可能で、有償ではありますが、システムに不慣れなお客様用に導入サポートも用意しています。
マネーフォワードクラウド勤怠の費用
マネーフォワードクラウド勤怠の費用は、従業員数が31名未満か以上か、法人か個人かによって異なります。
31名以上の企業の場合は、マネーフォワードクラウド勤怠 公式サイトより見積を依頼する必要があります。参考までに31名未満の法人の場合の費用を下記に記載します。
プラン | 対象者 | 費用 | 主な機能 |
スモール ビジネス | 小規模の法人でお得に利用したい方 | 年額プラン: 2,980円/月 月額プラン: 3,980円 | ・決算書の作成 ・明細の自動取込 ・見積/納品/領収/請求書作成 ・経費/給与計算 ・勤怠管理など |
ビジネス | 複雑な会計業務や請求書発行の多い法人 | 年額プラン: 4,980円/月 月額プラン: 5,980円 | ・スモールビジネスの機能 ・電子証明書連携ソフト ・郵送/メール送信等の一括操作 |
その他エンタープライズという上場企業やIPOを検討中の企業向けのプランもありますが、費用についてはマネーフォワードクラウド勤怠 公式サイトにて見積もってもらう必要があるようです。また無料お試しも可能です。
jinjer勤怠(ジンジャー勤怠)
jinjer勤怠(ジンジャー勤怠)は、導入者社1万1,000社、契約継続率99.4%を誇る、多くの利用者から支持されている勤怠管理サービスです。
導入企業規模は、従業員数~100名が3割、従業員数100名~500名が4割、従業員数501名~が3割と企業規模に関わらず、利用者はさまざまです。
機能は「勤怠管理」「人事管理」「経費精算」「給与計算」「労務管理」など。使いやすさにこだわったjinjer勤怠は管理者・従業員ともに非常に使いやすい仕様になっています。
jinjer勤怠の特徴
jinjer勤怠の特徴は、企業の課題に合わせて機能毎に購入・カスタマイズすることができる点です。例えば全7つの機能の内「人事管理」「給与計算」のみ購入するということも可能です。
そして、費用に関しても有償のサービスの中では業界最安値である点も魅力の1つで、分かりやすい料金体系と併せてjinjer勤怠が支持されている理由となっています。
もちろん機能面でも優れています。例えば打刻方法もパソコン・スマートフォン・タブレットの他にICカードでの打刻が可能です。
また従業員の勤務状況と残業時間などの予定と実績の差異などを把握できる「予実管理」を使えば、残業時間の超過を未然に防ぐこともできます。このようにシンプルな料金体系と機能の充実性はjinjer勤怠の大きな特徴でしょう。
jinjer勤怠の費用
jinjer勤怠の費用は機能毎に購入可能です。
人事管理 | 給与計算 | 経費管理 | 勤怠管理 | 労務管理 | コンディション管理 | ワークフロー管理 |
500円/月 | 500円/月 | 500円/月 | 300円/月 | 300円/月 | 300円/月 | 300円/月 |
例えば、「人事」と「勤怠」に関わる機能を使いたい場合は、「人事管理」と「勤怠管理」を購入し、800円/月で利用することが可能です。このように企業のニーズに合わせた機能を購入・活用することができます。また無料トライアルもあります。
まとめ
今回はテレワークに役立つ勤怠管理ツールを7つ紹介してきました。
どのツールもテレワークに役立つ機能がたくさんあります。無料のものから機能毎に料金が設定されているもの、外部ツールと連携可能なものなどツールの特徴はさまざまです。無料お試しも活用しながら、自社に合う勤怠管理ツールを導入してみてはいかがでしょうか。