新型コロナウイルス感染防止の観点から、テレワークやリモートワークを導入した企業が一気に増えました。
こうした社会の流れに対し、株式市場でもテレワーク・在宅勤務の恩恵を受ける銘柄への資金流入が起きています。
ではテレワーク関連銘柄では今後どんな銘柄が伸びるのでしょうか?
今回はテレワーク関連銘柄を7つ、紹介していきます。株式投資や資産運用を考えている方にとって参考になると思います。
テレワーク普及で伸びる銘柄多数
新型コロナはテレワークや在宅勤務といった働き方とプライベートに大きな影響を与え、同時に株式市場にもその影響を与えています。
例えば、「コミュニケーション」はそのひとつです。
テレワーク導入で、コミュニケーションが対面からネットに移行しました。そのため、コミュニケーションツールを開発する企業の株は恩恵を受けると言えます。
他にも、「空いた時間を埋めること」も同様です。
在宅勤務によって通勤時間が節約でき、自由な時間が増えました。さらに外出自粛が起きたため、ゲームや動画配信など空き時間を埋めるサービスの株がテレワークの恩恵を受けると言えます。
このようにテレワークはさまざまな企業に恩恵をもたらせています。株式市場でもそうしたテレワーク恩恵銘柄に引き続き資金が流入することが予想されます。
テレワークの恩恵を受ける銘柄7選
それではテレワークの恩恵を受ける銘柄を7つ見ていきましょう。
任天堂
任天堂株式会社は、主に玩具やゲームを開発・製造・販売する企業です。新型コロナウイルス感染症感染防止の観点から、巣ごもりをする人が増え、恩恵を受けた銘柄です。
特に主力のゲーム機「Nintendo Switch」の販売が好調で、売上高が伸びているのが特徴です。
特に2020年3月、日本人がちょうど巣ごもりをし始めたタイミングで販売された「あつまれ どうぶつの森」は、累計売上本数が2,240万本に到達しました。
※2020年8月現在
巣ごもりを機に「Nintendo Switch」を買った人も多くいると考えられ、今後のソフトの売上も期待できます。
またテレワーク・在宅勤務中の休憩時間にゲームで遊ぶ人もいることが考えられ、テレワークの恩恵を受ける銘柄と言えそうです。
サイボウズ
サイボウズ株式会社は、「サイボウズ Office」シリーズなどを手掛ける、ソフトウェア開発会社です。
「サイボウズ Office」では、日本の中小企業・ベンチャー企業向けグループウェアで、スケジュール共有やワークフローなどを社内で簡単に情報共有をすることができます。
これらの機能により、テレワーク・在宅勤務をしながらオフィスと同等の仕事が行うことが可能です。
「サイボウズ Office」がターゲットとする中小企業は、全企業のうち、99%以上を占めます。今後も「サイボウズ Office」を導入する企業が増えれば、サイボウズの業績にも寄与し、株価上昇も期待できるでしょう。
富士通
富士通株式会社は、パソコンやタブレットから、ソフトウェアやネットワーク機器まで、ITサービスを総合的に取り扱っている企業です。
富士通は「ADVANCE 勤怠クラウド」という「労働時間の可視化」「管理業務の効率化」「長時間労働の防止」を実現する、勤怠管理システムを提供しています。
また、「ADVANCE 勤怠クラウド」では、日々の打刻やシフト管理、勤務データの集計・チェックなども備えているため、これからテレワーク・在宅勤務を導入する企業は、導入を検討することが考えられます。
ブイキューブ
株式会社ブイキューブは、Web会議・テレビ会議などのサービスを提供する企業で、テレワーク恩恵銘柄の本命の1つと言われています。
例えば、Web会議「V-CUBE ミーティング」は、世界最新・最高レベルの映像・音声技術を採用し、ストレスなくWeb会議をすることができるツールです。
また、ビジネスチャットサービス「V-CUBE Gate」も提供しています。「V-CUBE Gate」の導入により、テレワーク下での社員同士のコミュニケーション活性化が期待できるでしょう。また、高いセキュリティを誇っているのも特徴です。
ソリトンシステムズ
株式会社ソリトンシステムズは、ITセキュリティ製品などを開発・提供する企業です。テレワークの重要な課題の1つが、情報漏えいやウイルス感染、サイバー攻撃などのセキュリティ面です。
ソリトンシステムズは、セキュリティ製品に強みがあり、大分県庁や世田谷区など多数の行政機関への導入もしています。
今後テレワークが普及する中でセキュリティは非常に重視しなければいけない課題の1つです。そのため、テレワーク・在宅勤務の一般化の流れに沿って、ソリトンシステムズの業績・株価の伸びが期待できそうです。
Chatwork
Chatwork株式会社は、ビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」を運営する企業です。テレワークをするにあたり、Chatworkを初めて使った人もいるのではないでしょうか。
Chatworkでは、チャット機能の他に手軽にタスク管理などができます。さらに、社外の人と繋がりやすく、特に顧客営業の割合が高い企業に活用されているのが特徴です。
2020年10月現在、Chatworkは導入企業28万社を超え、国内でも有数のビジネスチャットです。今後もシェアを伸ばしていくことが期待できます。
まとめ
今回はテレワークの恩恵を受ける銘柄を7つ紹介してきました。
今回紹介した銘柄は、今後もテレワークがより普及していくとなると、業績が伸び、株価上昇が期待できる銘柄ばかりです。
是非、長期的な視点で投資を検討してみてはいかがでしょう。
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