【超初心者向け】、テレワークで注目のIPO投資とは?

「IPO投資」という言葉を聞いたことはありますか?

IPO投資とはIPO株に投資をするという投資手法なのですが、このIPOは「無料でできる宝くじ」とも言われ、IPO株を買うと、大きな値上がり益を期待できるため、常に投資家から人気を集めています。

また、IPO株は値動きが激しいため、株価をチェックしやすい環境にあるテレワークにもおすすめです。そこで今回はそんなIPO投資の魅力について、解説していきます。

IPOとは

IPOとはInitial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」と言います。つまり、これから上場する株式のことを指します。

IPOでは、上場する前に事前に決定された「公募価格」でIPO株を購入することができます。

そのため、普通は上場していないと売買することはきませんが、IPOなら、上場前にIPO株を購入し、上場した瞬間にIPO株を売る、なんてこともできちゃうのです。

IPO投資の魅力とは

ここではIPO投資の魅力を3つ紹介します。

【魅力①】大きな値上がり益を期待できる

大きな値上がり益を期待できる点は、IPO投資の一番の魅力と良いでしょう。IPO投資では上場前に「公募価格」でIPO株を買います。そして、上場して株価が付いた瞬間に売ることもできます(上場後、始めて付いた株価を初値と言います)。

実は、IPO株は多くの場合「初値」>「公募価格」となります。そのため、IPO投資ではIPO株をあらかじめ公募価格で買えるため、上場日に売り注文を出すだけで、かなりの確率で儲けることができるのです。

どれくらいの確率かと言うと・・・なんと2019年は「初値」>「公募価格」となったIPO株は全体の85%以上を占めます。しかも、「初値」が「公募価格」の2~5倍になるのも珍しくありません。

このようにIPO投資は、上場初日に売るだけで、何倍も儲かる確率が高いという魅力があります。

ただし、IPO株は抽選に当たらないと公募価格で買うことができないのですが、投資家から人気過ぎるため、当選確率はかなり低く、小型のIPOの場合0.1%~0.5%程度と言われています。

そのため、IPO株は「当たればラッキー」くらいに思っておいた方が良いかもしれません。

【魅力②】少ない資金でも購入できる

IPO株は少ない資金から購入することができます。そのため株式投資初心者にもおすすめです。

例えば2020年10月に新規上場する予定のIPO株である「ラダノート」は、43,000円~45,000円の中で公募価格が決まります。そのため、最大でも45,000円あれば抽選に参加・購入することが可能です。

もちろん、もう少し資金が必要なIPO株もありますが、「ラダノート」のように、少額でも購入できるものもありますので、自分の資金量に合ったIPO株を購入してみてはいかがでしょうか。

【魅力③】抽選に参加するだけならタダ

IPO株を購入するためには、抽選で当選しなければいけません。さて、この抽選ですが、参加するのに費用は掛かりません。タダで抽選に参加できるのです。

ちなみに当選するとIPO株を公募価格で購入する「権利」を得ることになります。あくまで「権利」であるため、権利を放棄し、購入しなくてもOKです。

IPO株の購入方法

それでは0からIPO株を購入するまでの方法を見ていきましょう。

【ステップ①】証券会社で口座をつくる

まずは証券会社で口座を作りましょう。証券会社によってIPOの取り扱い数が異なります。

「IPOの取り扱い数が多い=IPOの抽選に参加できるチャンスが多い」ため当選する確率が高くなります。そのためできる限りIPOの取り扱いが多い証券会社で口座を開くことをおすすめします(もちろん複数の証券会社で口座を開いてもOKです)。

なお、IPOの取り扱いが多い証券会社は、2020年10月時点ではSBI証券やマネックス証券、楽天証券、野村證券、SMBC日興証券あたりが挙げられます。
証券会社の選ぶポイントは下記を参考にしてみてください。

【ステップ②】BB(ブックビルディング)に参加する

BB(ブックビルディング)とは、「いくらの株価で何株申し込みをするか」を申告することを指します。

基本的にBBに参加する=IPOの抽選に参加する、ということになります。

なお、証券会社の中には、BBに参加しないでもIPO株の購入申し込みをすることができます。ただし、BB参加者に比べて当選の優先順位が下がってしまう可能性があるため、できるだけBBには参加することをおすすめします。

【ステップ③】抽選&当選

申し込み多数の場合は抽選が行われますが、IPOは人気なので、ほぼ100%抽選が行われます。

抽選方法は証券会社によってさまざまで、完全平等にランダムに抽選する方法もあれば、対面型の証券会社のように、会社側である程度裁量を持って当選者を選ぶ場合もあります。

見事抽選に当選すれば、IPO株を購入する権利を得ることができます。

【ステップ④】購入手続きをとる

最後に定められた購入期間内に購入手続きをとれば、無事IPO株を「公募価格」で上場前に購入することができます。

購入後は初値で売るもよし、しばらく持っていてもOKです。

ない、上場後しばらくは荒い値動きが想定されるため、テレワーク中にちょくちょく株価をチェックしながら、取引しても良いのではないでしょうか。

まとめ

今回はIPOの魅力について解説してきました。記事で見てきた通り、IPOは当選確率が非常に低いですが、当たれば大きく利益を上げられる可能性が高いです。抽選に参加するだけでしたら、特にお金も掛かりませんので、長い目で見て、随時IPOに参加してみてはいかがでしょうか。