「正社員で在宅ワークできる仕事がしたい」
「正社員で在宅ワークできる職種って?」
会社に出勤することなく自宅で仕事する在宅ワーク。
そんな働き方に憧れをもつ人も多いはず。
そこで今回は正社員で在宅ワークができる職種+メリットについて解説していきます。
参考:リモートワーク転職で役に立った転職サイト・転職エージェント
在宅ワークできる職種
正社員で在宅ワークできる職種は、インターネットやWebで仕事が完結する仕事です。
インターネットやWebの環境が整っている企業であれば、在宅ワークの対応もできていることが多いです。
かつ仕事の内容と職種がマッチしていれば在宅ワークはほぼ実現可能です。
ではどんな職種があるのか見てみましょう。
職種 | 仕事内容 | 必要な資格・スキル |
---|---|---|
プログラマー | プログラム言語を用いて、システムやソフトを作成する。 SEが作成した設計に沿って、プログラミングを行う。 | プログラミング |
SE(システムエンジニア) | プログラムの設計をする仕事。システム全体の動きもチェックする。 | プログラミング |
事務 | 書類作成やデータ入力、伝票整理、電話・メール応対など。 (紙の書類を除く) | PCスキル (ExcelやWordなど) |
Webライター | Web上の記事を作成する。 | スキル不要 |
動画編集 | 撮影した動画・素材を編集する (カット、字幕・音楽・効果音などを入れる) | 動画編集スキル (After EffectsやPremiere Proなど) |
ここであげた職種は一例ですので、調べてみると良いでしょう。
在宅ワークしたいけど出来ていないと感じる場合は、インターネットやWebで完結できる職種なのか、勤めている企業がインターネットやWebの業態であるのかをチェックしてみましょう。
正社員で在宅ワークを始めるには
ではここからは正社員で在宅ワークを始める具体的な方法を3つ紹介していきます。
在宅ワークを始める具体的な方法
- 制度を利用する
- 相談、交渉する
- 在宅ワークできる職種に就く(就職・転職)
順に説明していきます。
在宅ワークの制度を利用する
現在、正社員として働いている場合、まずは在宅ワークに関する制度が会社にあるか確認してみましょう。
「在宅ワークの制度があることを知らなかった」「最近導入されたけど、まだ活用している人がいない」というケースもあります。
人事や総務に確認してみたり、会社からの情報発信ツールなどがあれば検索してみましょう。
相談、交渉する
会社に制度がない場合、個別に上司に相談し交渉しましょう。
相談、交渉する際は、「なぜ在宅ワークを希望するのか」をしっかり伝えるようにしましょう。
伝えるときは、満員電車が嫌だから、オフィスに行くのが嫌だからといったネガティブな理由はNGです。
通勤に往復2時間かかるので、その時間を在宅ワークに当てたい。そして早めに終わったら自分の趣味をしたい、家族の時間を持ちたいなどのポジティブな理由にしましょう。
すぐに在宅ワークをするのは難しいかもしれませんが、同じように在宅ワークを希望する声が大きい場合には、将来的に在宅ワークが制度化される可能性もあります。
在宅ワーク可能な職種に就く
もし「これから正社員になる」もしくは「今の会社は在宅ワークの制度がなく、すぐに在宅ワークをしたい」という人は、在宅ワーク可能な職種に就職・転職しましょう。
就職・転職する主な方法は以下のとおりです。
- 求人サイトで探す:「在宅ワーク可」の求人を探す。検索で引っかかったとしても、全勤務日が在宅ワークではない可能性もあったりするため、内容はしっかり確認。
- 転職エージェントを利用する:「在宅ワークをしたい」という希望を伝えれば、その希望に沿った求人を紹介してくれる。
- SNSで探す:SNS上で「在宅ワーク 求人」などで調べる。ただし、正社員の数は少なく、また情報が少ないor不正確なケースも少なくない。しっかりとした企業アカウントが発信しているものをチェックするのがおすすめ。
これらの方法を駆使して、探してみましょう。
参考:リモートワーク転職で役に立つ転職サイト・転職エージェント
正社員が在宅ワークをする3つのメリット
つぎに正社員が在宅ワークをするメリットについて解説します。まず正社員が在宅ワークするメリットは3つあります。
メリット①通勤時間を節約できる
メリット②住む場所を自由に選べる
メリット③人間関係から解放される
順に解説していきます。
通勤時間を節約できる
通勤時間を節約できるのは在宅ワークの大きなメリットのひとつです。
例えば片道1時間の通勤をしていた人は、1日2時間が自由に使えることになります。
1週間で考えると、2時間×5日間=10時間です。ちなみに1年間で考えるとおよそ520時間です。
520時間を勉強や副業にあてることができれば、新しいキャリアであったり収入を柱をつくることもできるでしょう。
また、満員電車や電車の遅延などのストレスから解放される点も見逃せないメリットです。
住む場所を自由に選べる
在宅ワークであれば、職場に縛られずに住む場所を選べます。
職場の場所があるため諦めていた、今までずっと住みたかったところへ住むことができるでしょう。
人間関係から解放される
在宅ワークでは会社や外部の人と対面する機会が減るため、人間関係の悩みがぐっと減ります。
仕事の最も大きなストレス要因は「人間関係」とも言われています。
誰しも職場の人間関係に悩んだことがあるのではないでしょうか。
「仕事は好きだけど、人間関係が嫌だから辞めたい」という人は、制度を利用するか、上司に交渉して、一度在宅ワークを検討してみてはいかがでしょうか。
正社員が在宅ワークをする3つのデメリット
正社員が在宅ワークをする際に、メリットがある一方でデメリットもあります。
デメリット①オンオフの切り替えがしにくい
デメリット②ちょっとした相談や質問がしにくい
デメリット③結果がシビアに見られる
順に解説していきます。
オンオフの切り替えがしにくい
在宅ワークは、職場と自宅が同じ場所のため、オン・オフの切り替えが難しいと言われます。
ずっと仕事ができてしまうため「この仕事もやっておけば、明日が少し楽になる」とズルズル仕事を続けてしまうケースもあります。
オン・オフを切り替えるためには、以下の方法が効果的です。
- 仕事をするときは仕事着に着替える
- 働く場所を決める(自宅ならデスク、外出するならカフェやコワーキングスペースなど)
- 仕事を終える時間を決めてパソコン・スマホを片付ける
自分に合いそうな方法を活用してみましょう。
ちょっとした相談や質問がしにくい
在宅ワークの場合、人に直接聞けばすぐにわかることも、いちいちメールやチャットなどを使う必要があります。
そのため、特に新入社員や中途入社して間もない人など、これから仕事を覚えたり、メンバーとの足並みを揃えないといけない人にとっては、ハードな環境になります。
他にも「文章だと自分の言いたいことをうまく伝えられない」などの理由から、メールやチャットで質問するのが苦手でコミュニケーションに課題を抱える人もいます。
もしテキストベースのやりとりが難しいと感じる場合には、Zoomなどをビデオ会議ツールを活用しつつ、自分が取れる最適なコミュニケーションで仕事を進めてみると良いです。
結果がシビアに見られる
在宅ワークの場合、上司が部下の仕事のプロセスを把握しづらいため、より結果を求められるケースがあります。
こうなると「在宅ワークで、何をやっているかいまいち把握できないから、結果さえ出してくれれば良いよ」という状況にもなりやすいです。
このような状況を避けるためには、仕事の進捗を細かく連絡したり、密なコミュニケーションを通してプロセスを共有するように心がけましょう。
まとめ
正社員でも在宅ワークできる機会は増えていますが、在宅ワークが合う人もいれば合わない人もいます。
実際、在宅ワークが自分にあった働き方なのかどうかは、やってみないと分かりません。
わたしも在宅ワークに慣れるまで半年~1年はかかりましたので、まずは今の働き方を変えてみて新しい生活スタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。