【国内初】Teamsを活用した決算発表が注目

新型コロナウイルスの拡大が社会や経済全体に大きな影響を及ぼしており、企業の決算発表にも影響を与えています。今回は、国内初となるTeamsを活用した決算発表が行われました。

Teamsで決算発表した企業とは

今回、自社の決算発表をMicrosoft Teamsを用いて実施したのは、ソフトバンクグループ傘下のSBテクノロジー株式会社(本社:東京都、代表者:代表取締役社長CEO・阿多 親市氏)です。

同社はこの4月27日、Microsoft Teamsを用いて2020年3月期通期の業績を発表しました。

Teamsの提供元であるMicrosoft社によれば、決算説明会でMicrosoft Teamsを利用した事例は国内初とのことです。

今回発表の背景は

近年、自社の決算説明会をインターネット経由でライブ配信する企業は増加しています。

実際、ソフトバンクグループも以前から会長である孫正義氏がYoutubeなどを利用してオンライン決算説明会を開催し、一般に公開しています。

経済産業省は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、今回の3月期決算については従来型の多数の株主を一堂に集めて開催するのではなく、新たな対策を講じるよう求めていました。

これまで実施されてきたオンライン決算説明会の多くは、YouTubeライブやHTML5ベースによる自社独自のシステムなどを活用し、質疑応答はチャット機能で実施されてきましたが、Teamsというツールが新たに加わった形となります。

Teamsの活用と拡大

Microsoft Teamsは、チャットベースのWEB会議システムとして2017年3月にリリースされて以後、急速に拡大し、世界での利用者は4月27日時点で4,400万人にまで達しています。

今回のSBテクノロジー社の決算説明会では、ゲストとなるアクセス者を開催者が承認する形で行われました。

従来の株主総会における「登壇者」(発表者)は16人で、マスコミ等の関係者(出席者)80人以上とのことです。

総会の模様はSBテクノロジー社の決算発表画面から自宅PCで簡単に閲覧できますが、プレゼンテーションに用いられたスライドは静止画で、登壇者の映像に切り替わる際に映像がややスムーズでない印象があります。

決算発表を行った阿多親市CEOは、冒頭にTeamzを活用してオンライン決算発表会を初めて開催する旨発言し、また今回の事例をきっかけに、多くの企業が決算説明会その他の発表事例に活用されることを期待すると語りました。

まとめ

今回の事例は、技術的な問題点も含みながら、今後の更なるリモートによる働き方や大規模会議のリリースなどに方向性を示した事例といえるでしょう。

将来のワークスタイルの変革へ向けて注目していきたいものです。

記事監修:染谷祐吏(yuri someya)
一部上場企業のデジタルマ―ケティング責任者としてデジタルトランスフォーメーション推進や新規事業開発に従事。業務支援コンサル、ベンチャー企業の戦略人事を経て2019年にデジタル人材特化型のエージェントとして株式会社MOCHIを設立。テレワーク×DXの課題解決として「リモフリ」を立ち上げ。