在宅勤務の検索数と求人数が急増。5月の求人は1月の2.39倍に。Indeed調査

Indeed Japan株式会社は、2020年1月1日から5月5日にかけての世界各国(オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、スイス、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、香港、アイルランド、インド、イタリア、日本、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、シンガポール、アメリカ)での「在宅勤務」に関連した仕事探し、および、求人数の推移を調査し、その結果を発表いたしました。

調査のサマリ

・日本における「在宅勤務」や「リモートワーク」「テレワーク」に関連した仕事の検索割合は、3月末から4月7日にかけて急増
・4月は1月〜3月の水準と比べて高い割合を維持している
・「在宅勤務」に関連した求人の割合は、4月に大きく増加し、5月も傾向が変わらず。対1月比で2.39倍に
・こういった傾向は世界各国で見られ、多くの国で、3月から4月にかけて「在宅勤務」に関連した仕事の検索割合が急増
・また、「在宅勤務」に関連した求人数も4月以降に増加傾向にある国が複数あることが判明

参照:Indeed Japan株式会社プレスリリース(PRTIMES)

本の「在宅勤務」に関する仕事検索は139%増

2020年1月1日から5月5日までの調査期間で、求職者の在宅勤務に関する仕事検索数は1~3月と比較すると4月に大きく増加し、特に3月下旬から4月上旬にかけて、政府が7都府県を対象とした緊急事態宣言を発した4月7日に最多となり、その検索数は1月1日と比べると139.1%増となりました

※Indeedにおける日本での全検索数のうち、「在宅」「リモートワーク」「テレワーク」の3ワードを用いた検索数の割合を算出

日本の「在宅勤務」に関する求人数は2.39倍

在宅勤務に関する企業の求人数は、それ以前の2019年以降若干減少していましたが、2020年4月に入ってから急激に伸びていることが判明し、5月5日の在宅勤務関連の求人数は、1月1日と比べると約2.39倍(138.6%増)となりました。

※Indeedがインターネット上からクローリングしたもの、および、Indeedに直接投稿された全求人情報のうち、「在宅勤務」「リモートワーク」「テレワーク」が含まれる求人数の割合を算出

【参考資料】世界各国における「在宅勤務」に関連する仕事検索の推移

Indeedで調査した世界各国の「在宅勤務」に関連した仕事検索トレンドのうち、日本、シンガポール、インド、アメリカ、イタリア、ブラジルの結果をご紹介します。

注)各グラフは、各国における全仕事検索数における、「在宅勤務」に関連する仕事の検索数の割合の推移をグラフ化したものです。「在宅勤務」に関する仕事は、各国の状況に合わせて定義しており、グラフの目盛も各国に合わせて調整しているため、国同士の結果について単純比較をすることはできません。

まとめ

今回の調査結果から、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって在宅勤務を余儀なくされている人の多くが、現在置かれた所属企業との関係以外にも、場合によっては将来を見据えて在宅でできる仕事を探している状況が浮き彫りになっています。

同様の傾向は今回調査対象とした世界各国で確認されており、例えば調査対象国に含まれるアメリカやイタリアでは、3月上旬から既に在宅勤務に関する仕事の検索数の増加が確認されています。

今後、在宅勤務というキーワードのもと、世界的にもまた日本でも、多くの人々が働き方の改革を進めていくと思われるため、求職者や企業の動向に注目したいところです。