【広告マン必見】手間のかかる提案書に終止符。自動化するツールが登場

広告業界では、顧客向けの提案資料作成をスキルや能力の高い営業マンに頼るため、属人化による生産性低下の課題を抱えているという調査結果を株式会社ワッツユアリッチが発表しました。そして、この課題解決策として提案書自動化サービスをリリースしたと報じています。

提案書自動化サービスとは

提案書自動生成サービスは、営業資料の作成時間を削減し、社内の属人化を防ぐクラウド型提案書作成サービスです。
サービス名称は『YAORDER 』で、広告提案を行う営業職のためのクラウド型提案書作成ツールとしてβ版の事前登録を本年5月20日から開始しています。

このテンプレートには広告提案に必要な最小限の提案スキームがあらかじめ準備されており、提案に必要な入力項目をインプットすれば、デザインなどを含む提案書が自動生成されるもので、熟練者の属人性に大きく委ねられていた企画書・提案書の構築といった業務が標準化されます。

サービスのポイント解説

広告営業における従来の「資料の属人性」という課題に対して、広告業界関係者に対する徹底的なヒアリングを実施し、導き出したオペレーション手法に同社独自のテクノロジーを加え、高水準の提案書・企画書を最短10分で生成可能としたのが大きなポイントであり、信頼性の源となっています。

業界の動向とユーザーの要望を反映

このサービスでは、広告業界の動向とユーザーの要望を細かく分析し、次のような営業シーンを想定して開発しています。

・広告、マーケティング領域での新規提案
・対象となるサービス利用顧客の営業要員数が11名以下
・広告に関する年間予算が2000万円以下
・提案における人的リソース及び時間猶予が充分でない

同社における情報の見方と分析

同社では、社員50名以上の広告企業に対して業務上の課題を確認した結果、アウトプットの属人化が進み、業務上のノウハウの標準化や組織内での共有化・再現性が低いため、結果として広告業界全体が極度な労働集約型ビジネスから脱却出来ない状況であることを認識しました。

さらに、新型コロナウィルスの感染拡大や、その後の働き方改革などによってテレワーク・リモートワークの拡大が進む状況で、これを改善するために今回のサービス開発が必須との結論に達したものです。

まとめ

今回のサービスは広告業界の課題である、顧客への提案企画書の属人化や、生産性低下に対する解決策として有用性が高いと言えるでしょう。今後ますます進展するテレワーク化を睨み、提案書類の共有化と再現性を高めるために必要なサービスとして注目したいところです。

出典
https://yaorder.jp/