管理しすぎ?上司のリモハラにストレスを感じる部下が約8割

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業がリモートワークを推進していますが、その一方で、リモートワークに従事する社員の多くが上司から受ける「リモハラ」(リモートハラスメント)によるストレスや不快感を訴える、という現象が発生しているとの調査結果をダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社が発表しました。

その結果、上司とのコミュニケーションにストレスや不快感を感じる社員が約8割にものぼり、これまでの通常出社とと比較するとストレスが増大したと感じる人が66.4%と、リモートワーク環境下における上司と部下とのコミュニケーションに大きな問題が存在することが浮き彫りになりました。
※リモートワークに従事する会社員110名を対象にした調査

調査結果(サマリ)

今回の調査結果で得られた主な概要は次のとおりです。

・リモートワークに従事する社員の約8割が上司とのコミュニケーションにストレスや不快感を感じている

・ストレスや不快感の主な理由は、リモート会話でのきつい言葉遣いと、仕事に関する細かい詮索

・ストレスや不快感が従来の通常出社時より増えた社員は66.4%

・通常出社時より増えたストレス項目は上司の監視と、仕事とプライベートの切り分けが出来ないことなど

・4割強の社員がリモートワークで上司から頻繁な業務連絡・確認や、プライベート上の質問まで受けている

・リモートワーク上で上司との距離感が近すぎると感じた社員が多数(63.6%)

・近い距離感によってストレスや不快感を感じる人が多い(94.0%)

・上司に求める改善点は、仕事とプライベートの棲み分けがトップ、次いでオンラインでの言葉の使い方、会話でのプライベート介入

リモートワークに従事する会社員が抱える課題と問題点

今回の調査結果から、リモートワークに従事する多くの社員が上司との関係について少なからずストレスや不快感を感じていることが明らかになりました。

これまでの通常勤務と異なり、身近で相手(上司)の顔や表情、態度や空気感を共有しながら許容できたことでも、オンラインという制約された環境のため、上司の言動が不快に感じられたり、相互のコミュニケーションに問題が多く発生している状況です。

業界の動向と利用者の環境

新型コロナウイルス対策として拡大しているリモートワークですが、多くの業界・企業がこうした業務形態を推進し、今後も働き方改革といった観点からも一層発展・定着するものとみられています。

これに伴い、多くの従業員もリモートワークによる業務を遂行していくこととなりますが、上司との関係性における新たな課題や悩みをどう解消していくかが今後の課題となっています。

まとめ

リモートワークの拡大により、社員の健康や運動不足、メンタルヘルスや生産性向上への課題が指摘されてきましたが、今回の調査では上司との関係性によるストレスや不快感といった点を取り上げたことは注目すべきポイントです。

新型コロナウイルスの感染も収束傾向となり、政府や自治体も緊急事態宣言を解除し、各企業も徐々に従来の通常勤務を復活させつつ、新たな業務形態としてのリモートワークもバランスよく維持・継続するとみられます。

今後、こうした業務スタイルが定着していく一方、今年6月には新たにパワハラ防止法の施行も予定されていることから、現代のハラスメント対策としても企業は一層の対策強化と意識改革が求められます。

出典:PRTIMES

記事監修:染谷祐吏(yuri someya)
一部上場企業のデジタルマ―ケティング責任者としてデジタルトランスフォーメーション推進や新規事業開発に従事。業務支援コンサル、ベンチャー企業の戦略人事を経て2019年にデジタル人材特化型のエージェントとして株式会社MOCHIを設立。テレワーク×DXの課題解決として「リモフリ」を立ち上げ。