株式会社あしたのチームは今回、全国の中小企業(従業員数が5名~300名)所属する300名を対象に「withコロナの働き方と人事評価」に関する調査を実施し、分析結果をリリースしました。
その結果、新型コロナウイルスと社会で共存しながら生活ていく“withコロナ”の時代にあっては、テレワークが広く定着するとの回答が73.3%と大多数でした。
また、テレワークを前提とした今後の働き方については、自分や会社が予(あらかじ)め設定した目標に対する達成度を評価指標にすべきとの回答が最多でした。
調査結果サマリ
調査結果サマリは次のとおりです。
1.テレワーク下での生産性
・テレワークに従事した際、自律的・能動的に働くことができたと考えた回答者が大多数(70.1%)
2.withコロナ時代の働き方
・withコロナ時代では、新型コロナウイルス感染拡大以前と比べたらテレワークが広く定着すると思う(73.3%)
・希望すれば新型コロナウイルスが収束した後もテレワークを継続したい(78.6%)
3.withコロナの働き方と人事評価
・テレワークに従事した際、自分の仕事がどう評価されるのか不安に感じた(主に20歳代:58.8%)
・テレワークにおける評価指標は、会社と自分で事前に設定した目標に対する達成度が最多(55.2%)
4.勤務先における新型コロナ対策への評価
・会社の対策について、対応のスピード、心身の安全性ケア、感染拡大防止対策のいずれに対しても全体の6割超が高い評価
・一方、回答者の2割以上が会社の対応についてやや悪かった、悪かったと回答し、この対応を契機に不信感を募らせ離職・転職を検討。
withコロナ時代に向けた新しい目標管理の仕組み
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中で全く収束の見込みが立たない状況ですが、今後のwithコロナ時代にあって、多くの企業が採用しているテレワークは新しい働き方として定着しつつあります。これに伴い、企業側ではリモート環境下でテレワークに従事する社員の評価が難しいという新たな課題が浮き彫りになっています。
今回の調査結果からも明らかなように、評価指標として会社と社員が事前に合意した仕事の成果で評価し、処遇するスキームの構築が重要となるでしょう。