会社員が副業で稼いだ金額はいくら?1000人の調査結果が明らかに

副業を実施中の会社員に意識調査を実施

働き方改革や、政府の副業推奨といった環境変化に伴い、会社員が副業に取り組みやすい環境が整ってきています。

会員が相互にスキルを売買するプラットフォーム「スキルクラウド」を開発・運営している株式会社ヒューマン・コネクトは今回、全国で副業を行っている会社員1,046人を対象に「副業に関する調査」を実施し、その分析結果を公表しました。

調査結果概要

今回明らかとなった主な調査結果は次のとおりです。

堅実な時給型アルバイトが最も人気

現在実施している副業の形態は、時給型(アルバイトなど)が最も多く(34.6%)、次いでスキル型(スキルシェアや講習)(19.7%)、タスク完結型(データ入力など軽作業)(18.9%)と続いています。堅実な時給型に加え、最近ではクラウドソーシングサービスの普及から、自分のスキルを武器に稼ぐ環境が整いつつあるようです。

副業のポイントは継続性と自由度

副業を始めたのが5年以上前との回答が最も多く(24.0%)、次いで1~3年前(23.1%)、6カ月~1年前(14.6%)、3~5年前(11.3%)と続いており、会社員が比較的長期間にわたって副業を実践している状況が確認されました。また、実施中の副業を選んだ理由としては、好きな時にできるとの回答が最も多く(34.7%)、次いで報酬の良さ(24.2%)、趣味や特技を活かせる(22.9%)、未経験でもできる(22.4%)となっており、自由度の高い副業が長期継続に繋がる傾向がみてとれます。

約2/3の回答者が毎月1万円以上の副業収入

副業で実際に得られる収入としては、毎月1万円~3万円との回答が最も多い結果(25.0%)となりましたが、毎月100万円以上を稼いでいる回答者も存在しました(1.1%)。全体の2/3が毎月1万円以上、また約4割が3万円以上の収入を副業で得ている状況が確認されました。毎月10万円以上の収入を得ている回答者を含めれば副業でもそれなりの稼ぎが期待される一方、いきなり大金を稼ぐことは困難な状況でもあります。

副業で稼ぐためのポイントと秘訣

副業で稼ぐためにに重要なポイントとしては、まずハードルが低い分野から取り組む(49.7%)、いきなり高収入を望まない(33.8%)、自由な時間で対応(26.1%)、専門スキルを活かす(21.0%)と続いています。副業を成功させるためには、まずハードルが低いものから取り組み、自分のスキルを活かして徐々に活動を拡大していくことが重要です。

副業のメリットとデメリット

副業のメリットについては、生活や気持ちに余裕ができる(59.2%)、持っているスキルが磨ける(37.9%)、新しいスキルが身に付く(37.9%)という回答が上位を占めています。一方、デメリットとしては、副業にあてる時間が取れない(33.8%)、収入を得るまでに時間がかかる(28.4%)、モチベーションの維持が困難(22.2%)と続きました。
副業を成功させるためには、本業や私生活とのバランスを睨みながら自己管理を行う必要があり、副業収入を得られるまでは地道な努力が必要なことが浮き彫りとなりました。

参照:PRTIMES