働く場所が多様化
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワーク・テレワークの仕事場所として自宅以外にカフェ、コワーキングスペース、ワーケーションなど働く場所多様化しています。
働き方が多様化したことで、課題となっているのがワークスペース不足です。
この課題に対して、ClipLine株式会社が飲食店やカラオケボックスなどの空席を活用する新サービス「サブスぺ」の提供を開始しました。
これにより、利用者の職場環境改善とともに、店舗を提供する側も収益の増大が期待できます。
どんなサービスか
サブスぺは、飲食店やカラオケボックスを経営する企業が、店舗における空席や余剰空間をワークスペースとしてサービス利用者に提供するサービスです。
リモートワークを推進する企業はこのワークスペースを法人として一括契約・登録し、所属社員はこのサービスを利用可能な店舗を同社のWebサイトから検索すれば、自分の都合に適したワークスペースとしてすぐに利用することが可能となります。
サービスの特長
料金体系
利用者は1分6円の従量課金制(*1)で利用でき、月額5,000円を超えると自動的に5,000円の定額制プラン(*2)に移行します。
登録には最低5名が必要で、利用開始までは課金なしです。
(*1)210円/35分、35分以降1分6円、最低利用時間は35分。初回利用の翌月から100円/月の基本料金が発生。
(*2)利用回数、利用時間とも無制限、基本料金なし。
登録店舗(抜粋)
- カラオケ「まねきねこ」
- イタリアン「パステル イタリアーナ」
- 個室ダイニング「隠れ菴 忍家」
サービス提供の背景
同社では本年4月の緊急事態宣言発令前からリモートワーク勤務を採用し、その後の成果を検証した結果、大きな生産性向上が確認できたため、自社オフィスの縮小・移転を進めました。その一方、在宅勤務でのワークスペースに関する課題が発生し、十分な解決には至っていませんでした。
この対策について社内で検討した結果、同社のマネジメント支援サービス「ClipLine」の主な利用顧客である飲食業やカラオケの空間をワークスペースとして活用することに注目したのが、今回の「サブスぺ」提案の発端となりました。
レストランや居酒屋、カラオケボックスなどは仕事に適した空間と付帯設備を備えている上に、拠点数も多く、利用シーンが多岐にわたっています。オフィスの在り方を見直し、今後の働き方改革の潮流を視野に、リモートワーカーに便利なワークスペースを提供する一方、店舗展開ビジネスの収益向上にも寄与することを目指しています。