ダイハツ、副業・兼業人材の公募開始 MaaS領域で

ダイハツが副業・兼業人材の公募を開始~副業の拡大を加速へ~

自動車大手のダイハツ工業株式会社は、新型コロナウイルスの感染拡大や政府主導の働き方改革推進の流れを踏まえ、同社内における多様な人材の採用・育成や、活躍の場を拡大させるための働き方改革を推進しています。これにより、外部との積極的な交流推進による同社従業員の意識と行動を変革させるべく、具体的な改革の一環として、外部から優秀な人材を「副業・兼業人材」として受け入れて同社で働ける新たな取り組みを始めます。

その端緒として、今後の発展が期待されるMaas(Mobility as a Service)を中心とする新規事業分野で当該募集を開始し、大手転職サイト「ビズリーチ」にて採用活動を開始します。多様な人材が働けるダイバーシティ企業を目指す方向性を明確に打ち出したものです。

副業・兼業意識の高まり

自動車業界では、新型コロナウイルスの感染拡大を含めた労働・市場環境が現在「100年に一度の変革期」と言われている状況下にあります。同社でもその例に漏れず、特に上述のMaaSに象徴される新規分野での事業創出といった観点から、今後はますまず高度な知見や経験を有する人材の確保が課題となっています。

また、現下の労働市場では、今後副業や兼業を行いたいと考えている人材の割合は全体の約8割を占めており、特にここ最近のコロナ禍の影響で自宅待機やテレワーク・リモートワークの拡大に伴って自由な時間が像だしたことなどを理由に、今後副業や兼業を検討している人材が市場全体の半数程度にも達しているという調査・分析結果もあります(*)

(*)株式会社ビズリーチ:「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、働き方(副業・兼業)の変化に関するアンケート」

今回施策の概要

同社では今回、同社独自での働き方改革を推進する中、従来にない柔軟な人材活用の方法として「副業・兼業」という形で優秀な人材が活躍可能となる場所の提供を推進します。その第一歩として、地域密着や地方創成を理念としたMaaS分野での新規事業創出・成長を目指すとしています。

今回の施策で同社が募集する副業・兼業人材に対する主な条件は下記のとおりです。

  • 勤務頻度:週1回程度
  • 実際の出社:月1回程度
  • 勤務地:リモートワークが前提となるため勤務地は限定せず
  • 契約期間:3ケ月(プロジェクトの内容に応じ、更に延長する場合は半年~1年程度まで予定)

ダイハツ工業 副業・兼業人材募集サイトはこちら(転職サイト「ビズリーチ」サービスページ内)

採用のポイントと理念

同社のMaaS関連事業を推進している部門で、求めるスペックに該当する知見や経験を生かした企画立案やアドバイスが可能な副業・兼業人材を広く募集し、今後はMaaS関連分野以外でも外部からの優秀な人材の募集について検討していきます。

同社では今後も、グループのスローガン“Light you up”に照らし、多様な働き方と多様な人材の活躍が実現できるダイバーシティ企業を目指して多種多様な人事制度の改革を進めていくこととしています。

参照:PRTIMES