3人に2人が感じる「テレワーク不調」 肩こり・腰痛が多く、業務効率低下に

テレワークに伴う体の不調「テレワーク不調」が増加

第一三共ヘルスケア株式会社はこのたび、テレワークによる体の不調を「テレワーク不調」と定義し、状況を明らかにすることを目的として、テレワークの導入で勤務形態が変更になった20代~50代の男女を対象として調査を実施しました。

その結果、労働時間が以前とそれほど変わらないのに体の不調を感じる人が増加しており、業務効率に影響が現われていることが浮き彫りとなりました。

テレワークによる体への影響が明らかに

今回の調査結果概要は次のとおりです。

回答者の大多数(約8割)が、テレワーク不調を感じる

テレワーク導入後、約3人に2人が何らかの不調を感じています。その内容を見ると、第1位が肩こり(41.6%)、第2位が腰痛(28.3%)となっており、テレワーク導入前と比較すると肩・腰等の痛みが悪化した回答者が約6割にも上っています。

こうした症状の主な要因は長時間体を動かさず、座り続けていること(66.3%)で、テレワークによる不調の背景として挙げられます。また、不調の主な原因である肩・腰等の痛みを訴えた回答者約4割が、仕事の業務効率の低下につながったと回答しています。

テレワーク不調が最も顕著なのは働く主婦(ママ)層

テレワーク導入後の不調について、特に女性では約半数が肩こりを、そして約3人に1人が腰痛を訴えています。なかでも30代~40代の、子どもと同居している働く主婦層の大多数(69.1%)が肩こりを、また40.0%が腰痛の症状を訴えています。

子どもと同居していない場合はそれぞれ44.1%と26.3%なので、比較すると高い数値となっています。また、眼精疲労や頭痛、またむくみや冷えなどの症状でも、特に女性が多いことがわかりました。

セルフケア派は半数以上という結果

体の不調に際して、自分自身の健康は自分で対応しよう考える(=セルフケア)回答者が増加し、市販薬を使いながら対処したいと考える人が多い状況です。業務の効率を高めるためセルフケアを実施する意向のある回答者は、男性で全体の約6割(57.1%)、女性では64.9%と、男女ともに約6割に上っています。

また、テレワーク導入後、体の不調が発生した際に市販薬で対処する頻度が増えたとする回答者が53.3%と、増加傾向にあります。

参照:PRTIMES