リモートワークの実態を診断
新型コロナウイルスの感染拡大は、国内でもいよいよ第三波の到来が明確になってきており、これに伴いテレワークやリモートワークが更に浸透するとみられています。
こうした状況下、リモートワークを実施中の企業が、自社のリモートワーク環境に関する設問に回答することで、下記の4カテゴリ別にリモートワークの定着度や環境を点数化し、リモートワークの実態を診断するサービスが開発されました。
- 経営と組織文化
- 情報基盤
- 業務設備
- 人事制度・安全性
診断結果は16タイプに分類され、SNSで共有することが可能となっています。
この診断サービスを提供しているのは日本マイクロソフト社で、企業や組織のリモートワークの現状を把握できる「リモートワーク診断」としてリリースしています。この診断はネクストリード社と連携して作成した無料の診断ツールを用いて行っています。
リモートワークの実態を反映
同社が実施する今回の診断は、同社が既に自社で実践した結果を通じて蓄積された働き方改革のノウハウや、支援したユーザーの取り組みと成功例、また「リモートワーク実態調査」の分析結果などに基づいて策定されています。
この分析によって、企業や組織のリモートワークの現状を可視化し、より効果的なリモートワークの実現に向けた戦略や手法を検討するトリガーになるとみています。
16タイプとは?
今回の同社リモートワーク診断で、自社の組織がどのタイプなのか判定できます。16の組織タイプを「キャラクター」化し、組織の特徴が見える化されています。
診断結果を社員同士や友人などとSNS上で共有し、楽しむことが可能です。16タイプの分類は次のとおりです。
1.富豪
2.大臣
3.大将軍
4.仙人
5.コレクター
6.匠
7.大名
8.大統領
9.起業家
10.学級委員
11.学者
12.開拓者
13.冒険者
14.資格マニア
15.専門家
16.探求者
調査対象は経営者層
このリモートワーク実態調査は、同社が今年5~6月にかけて国内の企業の経営者層2000人を対象に実施したものです。
新型コロナウイルス感染対策として全従業員がリモートワークを実施している企業は全体の33.3%で、リモートワークを実施できていない組織は28.9%となっています。
リモートワークを実施できていない企業の声としては、着手したいがどこからどのように検討し実施すればよいのかが分からないという声も多く聞かれたようです。
参照:日本マイクロソフト