新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府も文部科学省が全国の学校での新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルを策定するなど、対策を講じています。
こうした状況下で、子どもの習い事などに関する意識調査を実施した企業があります。
習い事の人気と理由、将来の希望
この調査を実施したのはイー・ラーニング研究所です。
習い事の人気は英会話とプログラミング
それによれば、昨年を通じて保護者が自分の子どもに勧めたい習い事は、英語・英会話スクールと、プログラミング教室が上位を占めています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活習慣が変化しても、同社が例年実施している結果と比較しても大きな変化はありませんでした。
その要因として、昨年実施された教育改革によって英会話やプログラミングの学習が公教育で実施されたことも挙げられます。
理由のトップは将来性
こうした人気の習い事をさせたい理由を聞いた結果、トップとなったのは「子どもの将来のためになると思ったから」という回答でした。
先行き不透明な社会情勢を受けて、将来を見据えて少しでも普遍的で確実なスキルを育てるための習い事を実行させたいという思いが浮き彫りとなっています。
将来望む職業は経営者
親が、自分の子どもに対して将来なってほしい職業の第1位は経営者でした。
次いで、その他(主な回答:自分で見つけてほしい、自分の夢を叶える職業など)とした回答が多く、自分の子どもには主体的に将来の選択肢を広く持ち、職業にとらわれずに夢を叶えてほしいと考える親が増えてきていることがうかがえます。
新型コロナで学習意識にも変化が
一方、新型コロナウイルスの影響で子どもの学習に対する意識が変わったかどうかについては、4人中3人が変化したと回答しています。
コロナ禍での学習対策はオンライン
新型コロナウイルス流行後に実施した学習対策については、オンライン学習が最も多く、オンライン学習を実践した家庭が多くあることが明らかになっています。
緊急事態宣言で休校対策やオンライン授業への移行を経験したことで、オンラインでの学習を実施することに前向きになってきていることも背景として挙げられます。
オンライン学習への支持は圧倒的
今回の回答者の約9割が、今年も強化したい子どもの学習対策としてオンライン学習と回答しています。
これに続いては通信教育が挙げられており、コロナ惨非における「非接触」での学習形式に期待する保護者が多い状況となっています。
参照:イー・ラーニング研究所