副業理由は収入を増やすため。テレワークしながらできる副業

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークの普及と同時に、副業に対する考え方や在り方にも変化がみられます。

コロナ禍の前から副業を始めていた人と、コロナ後から始めた人の間で意識に違いがあるのかについて調査した結果がリリースされました。

2月9日は「副業の日」

この調査結果をリリースしたのはマーケティングフルサポート社で、副業「フク」にちなんで副業の日とされる2月9日に合わせて、副業者の実態調査を実施したものです。

副業の理由は収入を増やすため

副業を始めた理由については、コロナ前と後に関わらず、収入を増やすためという結果となりましたが、これは当然のこととして受け止められます。

一方、理由の2位を比較すると、コロナ前に始めた人は副業でやりたいことをやるためだったのに対して、コロナ後に始めた人は、本業の収入減少により、必要に迫られて始めた人が多い状況が浮き彫りになっています。

副業を継続するのが理想

副業者に対して理想の働き方を聞いた結果、副業を継続したい志向の回答者が6割弱、独立志向が強い回答者がが4人に1人という結果になりました。

副業を続ける人は、現在の本業を続けながらも、転職などで立場が変わっても副業を継続したい意向を持っている場合が多い状況です。この回答は、副業の位置づけについて考えさせられる回答といえます。

一方、独立志向派の場合は、副業を伸ばしてフリーランスになったり、副業を伸ばして起業するといった上昇指向の強さを感じさせる状況がうかがえます。

独立志向が高い職業

独立志向が高い副業として挙げられたのは、1位が「コーチング、カウンセリング、コンサルティング」、2位が「株式投資、FX、仮想通貨などの金融系」となっています。

金融系については、最近の株価上昇が目立つ中で、デイトレーダー(株式売買を日々実践する)などで活躍している人が多いことがうかがえます。

なお、例に挙げたデイトレーダーは、テレワークで本業をしながら株式の売買がしやすい環境にあるため、副業に適しているといえますが、リスクを伴う職業でもあります。

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、飲食店や観光・旅行業などをはじめとして大きな影響を蒙(こうむ)っており、多くの従業員が収入減に苦しんでいます。

こうした状況から、副業によって少しでも収入の補填を考える人も増加しています。

副業によって収入を増やすことは当然の動機ですが、ここから派生して自分のスキルや能力を磨(みが)き、将来の独立を視野に入れる動きも拡大しています。

副業者個々の取り組みと成功に期待したいものです。

参照:マーケティングフルサポート