20代の2人に1人がリモート副業に興味あり

働き方改革やニューノーマルの推進に伴い、今後は副業に取り組みたいと考える人が増えています。

また、働く場所としても、リモートワークが可能な環境下で、都市部から地方への移住に対する関心も高まっています。

リモート副業でスキルを習得

この調査を実施したのは、就職情報サイトなどを運営する学情です。

調査結果をみると、20代を中心とする若い人の半数以上が、リモートワークで地方の企業や団体の仕事を副業として取り組みたいと考えていることが明らかになりました。

主な理由としては、将来地元へ帰ることを前提に、当面は普及しつつあるテレワーク・リモートワークの形で働きながら、「リモート副業」によって様々なスキルを習得し、本業以外でもスキルを生かしたいという意図がみられます。

過半数がリモート副業を希望

回答者の19.0%がとても働いてみたい、35.6%がやや働いてみたいと回答し、合計すると過半数(54.6%)がリモートで地方の仕事に携わることに意欲的という結果となりました。

地元に帰ることを視野に、まずはリモートで働きたい、また、現在は住む場所を変えたくないが、地元は好きなので将来は貢献したいといったコメントが寄せられています。

スキルアップと地域貢献

リモート副業を希望する主な理由としては、リモートでの副業でスキルを身につけたいから(39.1%)がトップとなりました。

次いで、地域に貢献したいから(34.8%)、本業以外でもスキルやアイデアを生かす場所が欲しい(31.2%)、コロナ禍で住む場所を見直したい(26.8%)などと続いています。

希望分野は観光・地域振興やITなど

リモート副業で取り組みたい事業分野としては、観光や地域振興(40.0%)が最多となりました。

これに続き、ITや情報通信(29.5%)、各地域の特色ある製品を製造するメーカー(23.0%)となっています。

業務内容は事務やWeb系

取り組みたい仕事の内容としては、事務関連・ビジネス文書作成(32.9%)が最も多い結果となりました。

次いで、Web関連(Web制作・サイト運営)(31.7%)、SNS運用(28.1%)、マーケティング関連(26.1%)という状況でした。

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークやリモートワークが普及しています。また、働き方改革などに伴い、副業も注目されています。

こうした状況下で人気を集めるリモート副業ですが、スキルアップを目的としながら、地域貢献も目指している人が多いようです。

将来へ向けて、リモート副業への取り組みが注目されます。

参照:ITmediaビジネスONLiNE