新型コロナウイルスの感染拡大により、給与がダウンしたり、またテレワークや在宅勤務によって残業代が無くなった人が多くいます。
こうした状況で、収入補塡のために様々な副業が注目されていますが、非常にユニークな取り組みがあります。
在宅完結型の新たな代行サービス
従来からも、冠婚葬祭や各種イベントなどに代理出席するなど、様々な代行サービス系の副業があり、比較的高単価な副業として根強いニーズがありました。
コロナ禍での緊急事態宣言や蔓延防止措置などの厳しい状況下で、急速に需要を伸ばしている、在宅完結型の新たな代行サービスがあります。
業界最大手企業が仕掛けるサービスとは
各種代行サービス業界の最大手であるファミリーロマンスでは、新たな発想による代行サービスを企画・提供しています。
おやすみんみんコール
このサービスは、登録スタッフが依頼者からのリクエストによって友達や恋人、そして時にはアニメキャラなどになり切って、依頼者が安心して「寝落ち」するまで会話の相手となり、通話します。
様々な状況から、寂しさを紛らわせたい女性の利用者も多く、中でもイケボ(イケメンボイス)が人気となっています。
このサービスを提供することで、月5万円以上稼ぐスタッフもいるようです。
登録スタッフは、1時間程度のオンライン研修を経て実践に入ります。自分の声には自信があるというサラリーマンの登録者も少なくないとのことです(同社担当者)。
おやすみんみんコールはこちら
LINEを30分間するだけで1500円の報酬
同社のサービスで、上記の通話サービスと並んで人気を得ているのが、孤独LINEトーク代行というものです。
こちらは音声でなく、今や全国民に普及しているLINEを使ってやり取りをするサービスです。サービス利用者は30分で3000円を支払い、その半分が登録スタッフの収益になります。
本記事の掲載参照元:bizSPA!フレッシュの記者が、運営側の許可を得てこのサービスに挑戦しました。
依頼者は、20代後半の一人暮らしのOLで、外出自粛で誰にも会えないため、癒やし系のお兄さんキャラで励ましてほしい、というリクエストでした。
記者が、共感と励ましに徹して応対すること小一時間が経過した頃、「安心したら眠くなっちゃった」という言葉を最後に、LINEが終了しました。無事に寝落ちしたのでしょう。
まとめ
従来からあった代行サービスですが、今回の企画は斬新であり、また完全在宅で副業として取り組めることから、今後の利用拡大が期待されます。
その一方、利用者を満足させる応対レベルやスキルなども必要であり、登録スタッフとして取り組むにはしっかりとした心構えが必要となるでしょう。