テレワークの拡大や、働き方改革に伴うニューノーマル社会を見据え、格安事務機器類の販売で知られるアスクルはこのたび、同社の東京本社を全面的にリニューアルしました。
また、従来は月4回が最大であったテレワークの制限を完全に撤廃し、テレワーク中心の働き方に移行させました。
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自由に選択可能なブースを新設

同社では、オフィス内の固定席を廃止し、フリーアドレス制を導入しました。
コールセンターなどの顧客対応業務以外のエリアは、以下のような目的別に区分し、フリーアドレス制へ移行しました。
- 業務に集中したい場合に使用可能な個人集中ブース(同社通称:籠もれるスペース)
- 社内外とのオンライン会議などに使用できる完全個室(テレカンポッド)
- 半個室で吸音パネル搭載のブース(テレカンブース)
- 防疫対策を施したブース(「ディスカッションスペース)
オフィス位置情報アプリの採用で「三密」回避

フリーアドレス制の導入により、リアルなコミュニケーションを促すためのデジタルツールとして、同社では、オフィス位置情報アプリ・Beacapp Hereを導入しました。
同社が貸与するスマホを保持する従業員を対象とし、アプリがインストールされいれば、オフィス内に設置のビーコン端末からのBluetooth電波をスマホが検知し、各従業員の位置情報をオフィスマップで可視化するものです。
緑満載のエントランス

オフィスの全面リニューアルにあたり、同社エントランスを、豊かな自然に溢(あふ)れる地球の尊さを感じ、人々の生命力が溢れる空間にというコンセプトに沿って刷新しました。
同社のパーパス(存在意義)となっている、仕事場と暮らしと地球の明日に「うれしい」を届け続けるとくスローガンを体現し、来訪者や従業員がエントランスを通るたびに「うれしい」実感を得られるよう工夫されています。
テレワーク制限とコアタイムを撤廃
従来は月4回を上限としていたテレワークの制限を撤廃し、テレワーク中心の働き方に移行しました。
同社の社内アンケートでは、社員の約8割が週3日以上のテレワークを希望しており、生産性については、社員の約75%がオフィスと同等もしくは向上したと回答しました。
こうした状況を受けて、同社では出社は月に最大6日以下を継続し、同時にコアタイムの撤廃といった、働き方の基本指針を刷新しました。
主な内容は次のとおりです。
- フレックスタイム勤務におけるコアタイムの撤廃
- 新しい働き方手当として月額6000円を支給
- 月次の定額通勤費を停止し、出社回数に応じた実費支給に変更
リアルとオンライン、またシームレスに集える仕事場

同社では、未来ベースプロジェクトを発足させ、新オフィスのコンセプトに「ASKUL CROSSING」を掲げました。
その中で、多様な働き方をする多様な人材が、情報を共有しながら働ける場所として、社員同士のエンゲージメントを高め、また一体感を感じられる新しい職場をめざしています。
まとめ
同社のこうした取り組みは、一見すると「今更ながら」といった内容にもみえますが、細部までしっかりと吟味・分析されています。
テレワーク中心に今後自社の業務を展開する企業にとって、大いに参考となるでしょう。