副業がうまくいかない人の特徴3つ

あるマーケターが、自身の主催するマーケティング・起業塾で、受講生に対して副業について確認した状況を述べています。

起業に伴って副業に成功した人がいる一方、起業できずに副業のまま終わってしまった人もいるようです。

副業がうまくいかない人の3つの特徴とは

この起業塾で副業からスタートし、起業の成功に至った受講生が多数いる一方、副業のままで終わってしまった人もいます。

主催者としての経験を踏まえ、副業がうまくいかない人の3つの特徴について分析しています。

1.自分のやりたいことをやっていない

副業を始める動機として、自分が本当にやりたいことではなく、稼げそうなことや、楽そうに見えることを選択する人が少なくありません。

手軽に取り組める副業として、定番であるアフィリエイトやせどりなど、誰でも取り組めて稼げそうな分野はありますが、結局は長続きしない場合が多いです。

逆にいえば、アフィリエイトやせどりは誰でもが取り組め、安直な一方、競争も激しく、他者との差別化も非常に困難です。

やはり、自分の長所や経験・実績が活かせて、取り組みたいと思う分野であることが大切です。

2.自分の強みを発揮できていない

自分のやりたいことを選んで副業をスタートしても、それが自分の強みや長所が活かせる分野でなければ、副業で大きく成功することは難しいです。

仮に、自分のやりたい分野が恋愛相談コンサルだった場合、現実には自分が恋愛や結婚で失敗していたり、人間関係の大きな悩みを抱えたりしていれば、相談者に対して、実績からくる説得力が伴わないでしょう。

むしろ、過去の失敗や経験から自分が学んだことや、克服してきた状況などを語れる、人生相談コンサルのほうが受け入れられるでしょう。

また、自分が太っているのにダイエットコーチを目指したり、投資していないのに投資のコンサルを引き受けたりしても、失敗は目に見えます。

3.社会性がない

自分がやりたくて、強みを発揮できる副業を選択しても、それが市場や顧客に受け入れられる社会性を持っていなければ、成功はできません。

一例を挙げれば、自分がゲーム好きで、さらにほかの人よりも上手だった場合、やりたいことも自分の強みもゲームです。ただし、それだけでは何のビジネスにもなりません。

自分がゲームに取り組んでいる様子を動画にアップし、ゲームの攻略法を解説する有料ブログを運営するなど、ゲームユーザーがお金を払ってでも利用したいと思わなければ、収益にはなりません。

世の中の人が欲しいと思う内容であることが、社会性につながります。

まとめ

起業家を目指し、いきなり全ての収入源を断ってリスクを負いながらチャレンジするのは危険です。

自分が本当にやりたいことを、自分の強みを活かして、社会に広く受け入れられる副業を選択し、そこから事業を始めることが、リスクを軽減しながら安定的に事業を拡大・成長させるためのポイントとなります。

参照:bizSPA!フレッシュ