テレワークで「1日にどれくらいの通信量(ギガ数)が必要なのか」気になったことはありませんか?
ネット通信回線によっては、一定通信量を超えると通信制限が掛かることがあり、おおよその通信量は把握しておきたいところです。
そこで今回はテレワークで1日に使うギガ数の目安とおすすめのポケットWi-Fiを紹介します。
テレワークでは1日最低2GB以上は使う

在宅やテレワークの業務内容によりますが、平均して1日最低2GBは使うと考えて良いでしょう。
WEB会議を頻繁に行ったり、自宅から会社のパソコンにアクセスするリモートデスクトップなど常時ネット回線につなぐ場合、多くの通信量が必要です。
WEB会議ツールを提供している企業や周辺情報を調査した結果、
・ZOOMを1時間使用した場合で約300MB程度
・Skype電話の場合は1時間で2GB
を消費する場合があります。
また筆者がリモートデスクトップを使って、資料作成やデータ分析などの業務を行った結果、1日8時間で約1GB程度を消費しました。
使うツールやデータの取扱い量によって、消費するギガ数は大きく左右されますが、最低でも1日2GBは使用すると仮定すると、月間40~60GBの容量が必要と言えます。
そのためテレワークを効率的に行える、大容量のポケットWi-Fiを買うのがおすすめです。
テレワークの通信環境を整えるポイント

では、1日2GBの通信量を使用すると仮定した場合にどんなWi-Fi通信環境を整える必要があるのでしょうか。
テレワークの通信環境を整える上でチェックしておきたい3つのポイントについて解説します。
チェックしておきたいポイントはこの3つです。
・通信速度
・セキュリティ
・通信容量
具体的に見ていきましょう。
通信速度は「下り」をチェック
テレワークをする上でまずチェックをしておきたいポイントが通信速度です。
顧客とのWEB会議やデータ容量の多いファイルのやりとりなどがある場合、もし通信速度が遅いと業務効率が悪化します。
通信速度の単位は「Mbps」で表され、一般的に快適に通信できるのは10Mbps~30Mbps程度と言われています。
光回線もしくはポケットWi-FiにはどれくらいのMbps(通信速度)を出せるのか、商品によって表示されていますので、しっかりチェックしましょう。
通信速度には、上り(送信/アップロード時に使われる通信)と下り(受信/ダウンロード時に使われる通信)があります。
通信が遅いと感じるのは、データやファイルの読み込みが遅い時ですので、下りを特にしっかり確認することをおすすめします。
セキュリティの認証方式をチェック
業務でやりとりをする情報の中には、大切な情報もたくさんあると思いますので、セキュリティ面も必ずチェックしましょう。
特にWi-Fiの場合は、高度な暗号化通信を使用するようにしましょう。
Wi-Fiの暗号化と認証方式には3つあり、
①WPA2(AES方式)
②TKIP方式
③WEP方式
の順に高度なセキュリティ機能を持ちます。
現在のWi-FiはWPA2(AES方式)が主流ではありますが、契約時に念の為チェックをすることおすすめします。
通信容量、通信制限をチェック
テレワークでは、会社の回線やWi-Fiを使用できないため、自分で用意しなければなりません。
1日2GBを基準とすると、月間で40~60GB必要になるため、大容量のWi-Fiを選択するのがおすすめです。
また通信制限も必ず見ておく必要があります。
ある期間に一定の通信量を超えると低速になる、といった端末もありチェックしたほうが良いです。
テレワークにおすすめのWi-Fi
テレワークに役立つおすすめのWi-Fiを、通信速度・セキュリティ・通信容量の視点で紹介していきましょう。
大容量100GBのポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiの良い点は、契約してすぐ端末が届く点。
工事不要であり契約してすぐに使用できるため、急なテレワークや在宅勤務になっても安心です。
それではおすすめの大容量100GBポケットWi-Fiを紹介します。
ポケットモバイル



ポケットモバイルは、ドコモ、au、ソフトバンクの回線で、どこでも快適に高速インターネットが利用できます。
特定期間の通信制限が無く、月額料金が3,250円の固定で、100GB使うことができます。
料金 | 月額3,250円(税抜)~ |
最大通信速度 | 最大上り速度:50Mbps 最大下り速度:150Mbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES) (端末により異なる) |
通信制限 | 月間100GB超過で384kbpsに制限 |
例えばYouTubeなら400時間相当、1日10時間使ってもまだ余りますし、ZOOMでも160時間に相当するので、100GBあればかなり余裕です。
月額料金は3,250円のため、一日約100円で大容量のWi-Fiが手に入ります。
クイックWi-Fi



クイックWi-Fiも、ドコモ、au、ソフトバンクの回線で、どこでも快適に高速インターネットが利用できます。
ポケットモバイル同様に、特定期間の通信制限が無く、月額料金が3,250円の固定で100GB使うことができます。
料金 | 月額3,250円(税抜) |
最大通信速度 | 最大上り速度:50Mbps最大下り速度:150Mbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES) (端末により異なる) |
通信制限 | 月間100GB超過で384kbpsに制限 |
クラウドWi-Fi



クラウドWi-Fiも上記2社と変わりませんが、唯一の違いは月額料金が3,150円と100円安い点です。
料金 | 月額3,150円(税抜) |
最大通信速度 | 最大上り速度:50Mbps最大下り速度:150Mbps |
セキュリティ | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES) (端末により異なる) |
通信制限 | 月間100GB超過で128kbpsに制限 |
大容量100GBのポケットWi-Fiのまとめ
紹介した「ポケットモバイル」「クイックWi-Fi」「クラウドWi-Fi」の共通点は以下の通りです。
・通信容量が100GBと大きい
・月額料金が一律
・通信速度は上り50Mbps、下り150Mbps
・セキュリティも高い
ポケットWi-Fiを検討しているなら、この3社から選べば問題ないでしょう。



合わせて読みたい:短期間だけ使う人におすすめ!レンタルWi-Fi
合わせて読みたい:在宅勤務がメインの人におすすめ!光回線のメリット
まとめ
今回はテレワークで使用する1日の平均通信量(ギガ数)やそれに役立つおすすめのポケットWi-Fiを紹介しました。
テレワークや在宅勤務で業務効率や生産性の鍵となるのがWi-Fi通信環境です。ネット回線が遅くなったり使えなくなると業務に支障を来たしてしまうため、重要視すべきです。
自分が1日に使うギガ数を把握し、快適な通信環境を整えていきましょう。