企業は損失?『首こり・肩こり』に悩むテレワーカーは90%以上!

テレワーカーが抱える悩みと背景を調査、改善策を提示

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業の社員はテレワークに従事する機会が増大。以前と違う形でパソコン作業を行う状況となったため、多くのテレワーク社員が、首こりや肩こり、また腰痛などの症状を訴えているようです。

一般社団法人姿勢サイエンス協会は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響による『テレワーカーの障害』調査を実施し、今後の改善方法について分析・公表しました。

主な調査結果と改善策

今回の調査結果から、ほとんど(90%以上)のテレワーカーが首こりや肩こり、腰痛、さらには足のむくみなどに悩まされており、歩行時間も極端に少なくなっている(30分以内)状況が明らかになりました。

首こりや肩こりの大きな要因はテレワーク時のデスク環境で、この状況に対応するためにはデスク環境設定を改善すること、またセルフケア法を実施することが症状の緩和に効果的だと確認されました。

デスク環境を設定する際には、机や椅子の疲れない使い方や、座り姿勢のコンサルティングを実施し、またセルフケア法としては、首こりや肩こりを起こしにくい座り方をするための筋膜フォーカスリリース法をアドバイスしています。

今後の対応

首こりや肩こりといった症状で仕事の効率が落ちた際、企業や社員が蒙(こうむ)る損失は、欠勤により仕事が出来ない場合の損失よりも大きいという実証報告もあります。そのため、首こりや肩こり、腰痛といった症状を招来しない健康な心身状態を保ち、快適なデスク環境を設定した上でテレワークを実施することが企業の今後の利益拡大に直結することとなります。

同協会では、これまでの多くの企業や機関を対象に、働く姿勢からくる症状や、それに伴う仕事上のパフォーマンス低下を改善させるためのプログラムを開発し、『根拠ある姿勢で日本人を健康でカッコよくする』というスローガンのもと研修を積んだ、専門の姿勢インストラクターによるアドバイスを実施してきました。現在は、テレワーク従事者向けに遠隔施術も実施しており、結果として多くの対象者が症状を改善させています。

同協会は今後も効果的な検査・分析方法を研究・開発し、対象者からの現状評価も踏まえ、対処法と予防法を推進することとしています。
テレワーカーの業務環境改善に資する試みとして期待したいものです。

記事監修:染谷祐吏(yuri someya)
一部上場企業のデジタルマ―ケティング責任者としてデジタルトランスフォーメーション推進や新規事業開発に従事。業務支援コンサル、ベンチャー企業の戦略人事を経て2019年にデジタル人材特化型のエージェントとして株式会社MOCHIを設立。テレワーク×DXの課題解決として「リモフリ」を立ち上げ。