企業の9割、テレワークで社員のエンゲージメントが低下

テレワークで仕事のモチベーションが低下?

新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴うテレワークの増加によって、会議や商談など多岐にわたるビジネス機会でモニター越しの接触が主流になってきています。

こうした環境下で、通常の業務に支障はないものの、社員にとっては同じ空間で仕事を共有する連帯感が損なわれ、仕事へのモチベーションが下がってしまった人も多いようです。

このモチベーションに関する調査を実施し、分析結果がリリースされました。

ほとんどの社員は対面で会う機会が減少

この調査は、株式会社月刊総務が全国の総務担当者を対象として実施されています。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、社員同士が対面で会う機会に変化があるか聞いたところ、とても減った・やや減ったとの回答がが全体の94.5%となり、ほとんどの会社で社員同士が対面で会う機会が減っていることが明らかになりました。

社内イベントは対面型からオンライン化へ

今年は対面での社内イベントが全体的に減少し、これから本格的なシーズンを迎える忘年会や新年会、歓送迎会も全体的に減少傾向で、昨年とは大きな差がある状況となっています。

また、オンラインによるた社内イベントについては、2019年には何も実施していない企業が70.8%だったのに対し、今年は全くその逆で、8割近くの企業が何かしらの社内イベントを実施済、または実施予定とのこと。

オンラインの実施内容は社員研修が52.2%で最も多く、社員研修は対面からオンラインへの移行が進んでいることが裏付けされています。

モチベーションへの影響

テレワークの推進によって社員同士が顔を合わせる機会が減ることで、仕事上のモチベーションに影響はあると思うかについて聞いたところ、「ある」が82.6%、「ない」が17.4%という結果となりました。


既にテレワークを実施している企業に対して、テレワークの導入で気軽なコミュニケーションの取りやすさに変化があったか確認したところ、取りにくくなったと思う人が72.3%と大多数を占めています。

また、テレワークの推進によって会社と社員とのつながりに課題を感じているかについては、感じている人が84.2%と、これも圧倒的多数という結果でした。

エンゲージメントにまで反映

テレワークを実施している企業に、テレワークの中で会社の方向性を社員に伝えることができているかどうか尋ねた結果、とても伝えにくくなった・やや伝えにくくなったとの回答が約8割(79.1%)となりました。

その結果として、ほとんど(95.7%)の企業が社員のエンゲージメントが低下していると感じていることが明らかになっています。

まとめ

今回の調査で、テレワークにより社員同士が対面で会う機会が減ったことで、モチベーションやエンゲージメントの低下という課題が生じていることが浮き彫りになりました。

この約半年間で急激に進んだテレワークが、将来のニューノーマルな働き方へ繋がる一方、社員のモチベーションやエンゲージメントの低下といった問題点が顕在化しつつあると言える状況です。

企業は、こうした状況への対応策を検討することが求められます。

参照:月刊総務