コロナ禍でホテルの新プランが続々登場
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、政府の「7割テレワーク」要請などにより、人々や企業の状況は大きく変化しています。
こうした状況下、都心の高級ホテルが食事付きの2泊3日宿泊プランを打ち出したり、東京都の補助を利用した郊外ビジネスホテルの1日500円プランなど、様々な企画が登場しています。
特に1日500円のプランはtwitterでも話題です。
テレワーク推進の実態
2回目の緊急事態宣言から約2週間が経過した中、テレワークの推進状況をみると、営業職では月の半分程度、事務職では週に2回程度実施しているとの声が多くあったようです。
政府が呼び掛ける7割テレワークですが、達成までには至っておらず、都内では毎朝多くの通勤客の姿がみられます。
ホテルでテレワーク施策
こうした状況を打破し、テレワークの更なる導入を促すため、ホテルを利用したテレワークの取り組みが進められています。
東京都は1日500円プラン
東京都の小池知事は、定例会見の中で、多摩地域の宿泊施設をサテライトオフィスとして提供している実績をアピールしました。
“ホテルでテレワーク”というスローガンを打ち出す施策の一環で、ホテルでの1日500円プランなどが注目されます。
事例として、立川市のホテルで黙々とテレワークをするコンサル業男性(40代)は、家では子どもがいて集中できないため、週5でホテルを利用してテレワークを実施しています。
以前は自宅近くのカフェでテレワークしてきましたが、ホテルは出入りが自由で、ゆったりとした環境を味わえるので、仕事に行き詰まったら散歩や食事をしたりする利便性があるといいます。
東京都では、テレワーク目的の場合は1日500円で利用できるための補助金を支給しているため、この利用者も毎日500円であれば気兼ねなく使えると評価しています。
高級ホテルは2泊3日新プラン
また、これまで敷居が高く、なかなか寄り付けなかった都心の高級ホテルでも、新たなテレワークプランを開発しています。
赤坂に立地する、日本の「ホテル御三家(*)」のひとつであるホテルニューオータニがリリースした「2泊3日ホテルでテレワーク」のプランでは、部屋から都心の景色が一望できる環境で、ルームサービスや、レストランで使える食事券もセットになったプランを提供しています。
(*)帝国ホテル(日比谷)、ホテルオークラ(六本木)、ホテルニューオータニ(赤坂)の3ホテル
同ホテルでは、テレワークでの需要を実感しており、こうしたサービスを通じて売上げの拡大を目指しています。
まとめ
コロナ禍でのテレワークですが、これに伴う様々なストレスが問題視されています。
豊かな環境を提供し、癒しとなるホテルの空間でリッチな気分でテレワークができれば、ストレス解消にも役立つものと思われます。
こうした企画の拡大に期待したいものです。
参照:日テレNEWS24