テレワークの困りごと「1日の歩数が100歩以下」「目の疲れ」

新型コロナウイルスの感染拡大が収束まで程遠い状況となっている中、感染拡大防止のため多くの企業がテレワークを導入しています。

こうした状況下で、テレワークのメリットを享受する一方、体力減退や疲れなどを訴える人が増えているようです。

テレワークの様々な功罪

テレワークの拡大に伴い、多くのテレワーク従事者が現在の状況について率直な感想を語っています。

通勤がないメリットとパフォーマンス低下

千葉県在住の50代男性(事務職)は、これまで混雑した電車に乗って人混みの中を往復していたものが、通勤がなくなって有難く感じる一方、テレワークだと集中力が続かず、またネット環境などが不安定といった問題を抱えています。

都内在住の30代男性(Web制作)も、テレワークで始業直前まで寝ていられるようになったことで、通勤時間を睡眠に充てられるので生活の質が上がっている一方、集中力が持たず、パフォーマンスが低下して会社に貢献できていない不安を実感しています。

通勤がない分運動不足も

京都府在住の40代女性(ITエンジニア)は、テレワークで通勤がないため、マンション暮らしで掃除機をかける時間などの気遣いが解決したといいます。

また、睡眠や休息に時間を回せるようになったため、勤務時間ぎりぎりまで寝ていられるメリットも感じています。

更に、会社からテレワーク補助費が支給されているため、光熱費に悩まされることもなく、すごく助かっているようです。

その一方、もともとランチは外食派だったものが、自宅周辺には飲食店がなく、スーパーやコンビニまで徒歩で往復30分以上かかり、配達サービスも大抵が範囲外と嘆いています。

最近ではまた、1日100歩も歩かない日もあるので、運動不足でかなり体力が落ちたことを心配しています。

経費削減のメリットと体調管理

千葉県在住の40代男性(事務職)は、テレワークでスーツなどの仕事着が不要になり、衣服費が減ったことで、通勤費以外にも経済的なメリットが拡大したといいます。

その一方、出社すれば打合せなどで自然と体を動かすことが多いのに、テレワークでは身体を動かす機会が少ないため、首に痛みが出ているといった身体面でのつらさを訴えています。

テレワークの快適さと自己管理

都内在住の40代女性(教育関連)は、テレワークで苦手な人と接触しなくて済み、無駄な会議がないことで、自分の仕事を自分のペースでできるようになったとして、テレワークの快適さを語っています。

その一方、パソコンとタブレットを駆使するため目の疲れがひどく、聞きたいことを聞けない悩みを感じています。

また、仕事とプライベートのオン・オフが切り替えられないので、休みの日と勤務時間外の境なく業務連絡が入ることへの不満も語っています。

参照:キャリコネニュース