月収70万円も。 コロナ禍で注目の「シェアワーカー」 オンラインの新しい働き方

副業やリモートワークなど、コロナ禍で人々の働き方が大きく変わりつつあります。

こうした状況下で、最近注目を集めている新しい働き方が「シェアワーカー」です。

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シェアワーカーとは

シェアワーカーとは、オンライン上で自分が持つスキルや特技などの情報を登録し、個人や企業からの様々な要望に応えて収入を得る、新しい働き方を指します。

例えば、動画編集のスキルを持つ人がこのサービスに登録すると、編集を依頼した企業がオンライン上で仕事を依頼します。

その後、期間や報酬などで双方が合意すれば、業務を速やかに始められる特徴があります。

全国で人気の料理講師

シェアワーカーの代表例をひとつ紹介します。

オンラインで料理教室を開いているのは、島根県安来市出身の糸原絵里香さん(26)で、全国でも人気の料理講師として注目されています。この教室への参加費は1時間700円からで、多いときには1度に80人以上の生徒が集まります。

現在東京で暮らす糸原さんの仕事は、実は料理講師だけではありません。ご本人は、自分の職業を「シェアワーカー」と語ります。

料理教室の他、コミュニケーション講座、民泊や、家事代行、さらにTOEICの先生など、7つの仕事を掛け持ちする「シェアワーカー」です。

きっかけは家事代行

糸原さんがシェアワーカーとして働き始めたきっかけは、大学時代に始めた家事代行でした。

ご本人いわく、1つの仕事に対して顧客から感想が必ずもらえ、それがネット上に残っていき、何千件もたまっていくのがすごく面白かったとのことです。

これをモチベーションに、家事代行以外にも、自分ができる様々なことを提供するようになりました。今では月に平均70万円以上の売り上げがあるといいます。

コロナ禍での大打撃から反転

ところが、2020年は新型コロナで収入源の柱の一つであった民泊が大打撃を受けました。コロナの影響で外国人観光客が来られず、月に20万円ほどあった民泊の収入がゼロに落ち込みました。

ステイホーム中に、家でできることはないかと考え、たどり着いたのが、学生時代の家事代行の経験を活かしたオンライン料理講座だったのです。

ピーク時で月収70万円

2020年5月に、サービス提供プラットフォームの大手として知られる「ストアカ」で料理講座を開くと、コロナ禍の巣ごもり需要も追い風となり、大ヒットしました。

当初月に6万円程度だった売上げは、翌月には13万円に拡大し、その後、ピーク時は月70万円になることもあり、今では7つの仕事のうちの大黒柱となっています。

まとめ

糸原さんは、シェアワーカーとして働く魅力は、自分の好きなことや、挑戦したいことに気軽に挑戦できることだと語ります。

シェアワーカー自体はまだ取り組む事例も少なく、大きな可能性を秘めています。こうした事例を参考に、チャレンジする価値がありそうです。

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参照:FNNプライムオンライン