サラリーマン起業家は5年会社を辞めてはいけない

「日本の会社員はあと10年で滅びる」と、衝撃的な主張をしているエンジェル投資家がいます。

それに伴い、会社員が副業として起業する重要性についても語っています。

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すぐに会社を辞める必要はない

この提言を行っているのは坂元康宏氏です。

先行き不透明な社会環境下で、とりあえずどこかの会社に就職するのはいいけれど、将来自分でビジネスに取り組みたいう夢を持っている人は、独立する夢を捨てないよう、そして夢の実現に向けて具体的に進めることを提案しています。

やりたいことがある場合、すぐに会社を辞めるのは無責任であり、起業するには緻密な準備とシミュレーションが必要で、安定した売上や利益を得るまでにはそれなりの年月を要するとも語っています。

当面の生活費を確保するため、最初は会社員のまま副業として小さく始め、これならいけると判断した時点で独立することを推奨しています。

給与収入が生活維持のポイント

坂元氏自身も、かつて会社員のまま起業した経験を有しています。

韓国ベンチャー企業に対する融資案件を仲介するビジネスだったそうです。当時所属する会社が副業を認めていなかったので、内緒で始めたようです。

そして、その事業をコツコツと続けながら顧客を増やしていった結果、様々な経験を通じて経営のコツをを掴んでいったとのことです。

その後の挫折と経験

坂元氏はその後、せっせと副業に励みましたが、金曜日に退社後すぐ羽田空港から韓国へ飛び、現地で案件調査・打ち合わせや契約などこなし、月曜の朝一番に帰国して、その足で出社するという生活を2年近く続けました。

こうした状況はやがて会社に露見し、意を決して社長に告白したところ、その会社の事業と重複しない内容だったため理解を得られ、その後3年も在籍できたそうです。

当時を振り返り、坂元氏はその後の完全独立まで通算5年をかけたましたが、決して無駄ではなく、成功への十分な助走期間だったと語っています。

「サラリーマン5ヵ年独立計画」

こうした経験から、坂元氏は、現在サラリーマンとして仕事をしている人は、「5ヵ年独立計画」を立てて、会社経営とサラリーマンの二刀流で対応することを推奨しています。

場合によっては、予想以上に事業が上手く進み、2~3年で独立できることもあるでしょうが、それはそれでOKとのことです。

ポイントとなるのは、自分のやりたいビジネスを見つけることです。
そして、将来への夢実現へ向けてしっかりと起業アイデアやビジョンを持ち、会社員としての責務を全うしながら、周囲にも気を配りつつ、粘り強く進んでいくことを提案しています。

参照:幻冬舎ゴールドオンライン