個人事業主になってはいけない人の特徴

最近では、自社の社員を個人事業主として支援する企業が増加しています。

先行き不透明な社会・経済環境下で、企業としても社員の新たな働き方を応援することによってリターンを期待する表れといえるでしょう。

独立しても個人事業主として成功しない理由

所属企業にも応援され、独立を果たして個人事業主として活動すると、組織を離れて自分の事業目的に向かってまい進できます。事業計画や時間の配分なども全て自分で選択でき、非常に自由度が高い環境となります。

ところが、こうした多くのメリットを享受できるのはごく一部の成功者に限られ、独立して個人事業主として成功し続けるのは非常にハードルが高いのが現実です。

継続する努力が困難

成功が難しい理由としては、将来の事業拡大へ向けて、常に営業活動を続けるための時間やエネルギーを持ち、それを継続させることが困難な点が挙げられます。

また、常に学び続け、自分をアップデートし、スキルアップする努力を継続させることが求められます。更に、優秀な人材の採用・確保や、様々な業務の管理に意を砕くことも重要なポイントです。

こうした努力を、個人事業主として万全に積み重ねることは、並大抵の努力では達成できません。

多忙な仕事で単価が下がる

独立し、個人事業主として活動するには、ともかく目の前にあるチャンスを掴み、選り好みをせずに事業に対応し、利益を拡大させる姿勢が大切です。

そのためには、多種多様な仕事に常に前向きに取り組み、時間と労力を最大限に発揮して対応する必要があります。

その結果、仕事が多忙な割には収益単価が思うほど向上せず、むしろ下がってしまい、生産性や効率性が悪化する心配すらあります。

個人事業主になってはいけない人とは

個人事業主を選択する際に、これまでサラリーマンとして働いてきたけれど、人間関係や様々な制約などに窮屈に縛られ、そこから逃げ出したいという思いから取り組む人もいます。

そのような安直な姿勢では、厳しい個人事業主として成功することは到底望めないでしょう。

また、ここ最近では、働き方改革や、政府も主導する副業推進の流れによって、副業に取り組む人も増えています。

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ところが、ここでも安易な気持ちで副業に取り組むと、副業で思ったほどの成果が得られない一方、結果として無駄に費やした時間と空間が、本業での成果を圧迫してしまう懸念が生じます。

ただし、いきなり会社を離れて事業を行う場合には、生活すら脅かす大きなリスクがあります。その意味では、副業として取り組みながら、個人事業主として成功できる可能性を慎重に見極めることが重要です。

まとめ

副業推進や働き方改革などの社会環境の変化を追い風に、会社に支援されて独立しても、結局はしっかりとした準備や心構えがなければ、事業の成功は期待できません。

安直な気持ちで取り組む人は、個人事業主になってはいけないでしょう。

参照:DIAMOND online