テレワークや在宅勤務を通じて、多くの人が運動不足やコミュニケーション上のストレスなどの不安に悩まされています。
心と体の健康を守るため、テレワーク中でも自分でできる工夫や、会社や上司が気をつけるポイントについて解説します。
不安の多くは健康と孤独感
ある民間企業の調査結果によれば、回答企業の85パーセント以上がテレワークを導入しており、そのうちの6割以上が従業員の健康に不安を抱えていると回答しています。
そして、主な理由はテレワークによる運動不足と、コミュニケーション上でのストレスとなっています。
つまり、テレワーカーの不安は仕事の進捗度ではなく、コロナ太りなどの健康上の心配や、ひとりで作業する際に感じる孤独感が中心であることがわかります。
会社が取り組むべき課題
こうした不安を軽減させるため、会社は上司や健康を担当する部署の担当者が関与し、テレワーク中の運動方法や食事のレシピなどを提供する姿勢が求められます。
また、社員の孤独感を取り払うために上司がコミュニケーションを心がけ、リモートだけでなく、時には部下の自宅まで直接行ってケアする配慮も必要です。
具体的な取り組み
運動
毎朝、食事の前にウォーキングをしたり、速足で近所を歩くなどの意識や取り組みが求められます。テレワーク中に運動を行う上で大切なことは、絶対に毎日、途中でやめずに最後までやり抜く強い意志が必要です。
仮眠
運動に加えて、仮眠も非常に効果的です。
昼食後に15分くらい横になり、せいぜい30分程度仮眠をとると効果的です。
自らの仕事をマネジメントする
テレワーク中は、自分ひとりで仕事をマネジメントすることになります。仕事の進捗管理など、上司に細かく指示されるのではなく、自分が管理者になった意識で対応する必要があります。
テレワークでは、自分が管理者と部下という、ふたつの役割を同時に演じることになります。ふたつの役割を自覚し、自分を客観視できるようになれば、仕事もスムースに進んでいきます。
それでも行き詰った際には、上司(本当の管理者)に相談して解決していきます。
部下とのコミュニケーションをとる
上司は、テレワーク中の部下の不安や孤独感、疎外感を取り払う努力が必要です。
「あなたはひとりで仕事をしているのではない」ことをしっかりと伝え、つねにコミュニケーションを取ることが重要です。
まとめ
ストレスフルなテレワークですが、様々な工夫とケアで前向きに取り組み、ちょっとした刺激を与えることで、脳と身体を活性化させ、発展性と生産性の向上が期待できます。
多くの企業で前向きな取り組みが求められます。
参照:幻冬舎ゴールドオンライン