テレワークとノマドワークの働き方の違いとは?

すでに多くの人に認知された「テレワーク」。一方で、これと似たような働き方に「ノマドワーク」があります。

さて、2つの違いは何でしょうか?また共通点はあるのでしょうか?そこで今回は「テレワーク」と「ノマドワーク」の違いや共通点について解説していきます。

テレワークとノマドワークの違いは?

テレワークとノマドワークには明確な違いがあります。結論から言うと、テレワークが会社員の働き方で、ノマドワークがフリーランスの働き方です。この雇用形態における違いがコミュニケーションや収入面での違いを生んでいきます。それでは、さっそくテレワークとノマドワークの違いを見ていきましょう

違い①雇用形態

テレワークとノマドワークの1番大きな違いは「雇用形態」。

テレワークは基本的に企業に所属している従業員が、会社以外の場所で仕事をすることを指します。また必要に応じて会社でも業務を行うケースがあります。

一方、ノマドワークは、会社と雇用関係のないフリーランスが場所や時間にとらわれずに業務を請負う働き方を指します。

つまり……

  • テレワークは会社員が会社以外で仕事をすること
  • ノマドワークはフリーランスが様々な場所で仕事をすること

という違いがあります。会社員かフリーランスか、という違いが大きいですね。

違い②コミュニケーション量

仕事にもよりますが、テレワークとノマドワークでは「コミュニケーション量」に差が出る場合があります。

テレワークは会社に所属している従業員が会社以外で働くことを指します。そのため、テキストでのコミュニケーションは増えますが、それでも会社への報連相などコミュニケーションは必須です。

一方で、ノマドワークは必ずしもコミュニケーションを必要としない場合もあります。例えばYouTuberもノマドワークができますが、自分1人で動画を取って、好きな場所で編集→動画UPとコミュニケーションを取らずに、全て1人で完結することができます。

もちろんノマドワークをしている中にはコミュニケーションをたくさん取らないといけない人もいるでしょう。必ずしもコミュニケーション量=テレワーク>ノマドワークではありませんが、ノマドワークは全くコミュニケーションを取らなくても成り立つ働き方であるのが特徴です。

違い③収入面の安定性

テレワークは会社に所属している会社員が行います。一方、ノマドワークはフリーランスの働き方です。そのため、収入の安定性ではテレワーク>ノマドワークという見方ができるでしょう。

ただし、フリーランスは業務内容などによりサラリーマン以上に稼ぐ可能性もあります。

テレワークとノマドワークには共通点もある

前章ではテレワークとノマドワークの違いについて解説しました。続いてこの章では共通点について4つ解説していきます。

共通点①働き方を指し示す用語

テレワークもノマドワークもどちらも「働き方」を指し示す用語です。職種や職業を示す用語ではありません。その意味で「オフィス勤務」や「SOHO(パソコンなどを使って、小さなオフィスや自宅で働く働き方)」などと同じ概念の用語です。

共通点②勤務場所・時間の自由度が高い

テレワークもノマドワークもどちらも働く場所や時間の自由度が高いのが特徴です。

どちらも自宅の他、カフェやコワーキングスペース、自宅に仕事スペースがなければ車の中やホテルなどでも働くことができます。

またテレワークの場合は、勤怠管理がされるため、始業時間はある程度制約されるかもしれませんが、残りの時間は自分のペースで仕事のタスクを組み立てることができます。

ノマドワークの場合はテレワークより、更に時間的な自由度が高い場合が多いでしょう。

このように出勤の必要がなく、働く場所・時間をある程度自分でコントロールできる点はどちらの働き方にも共通しています。

共通点③勤務環境を整える必要がある

どちらの働き方も勤務環境が整った会社で働く訳ではありませんので、自分で勤務環境を整える必要があります。

勤務環境の中で必ず整えなければいけないものとして通信環境があります。

通信環境については1日のギガ数はどのくらい?テレワークに役立つおすすめポケットWi-Fiとはの記事でおすすめのポケットWi-Fiをご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

また、特にテレワークをする方の中にはそもそも自宅に仕事スペースがない人もいるでしょう。そのような人は自宅にマイブース(段ボールでつくられた簡単な個室)を作って仕事をしたり、ホテルのテレワークプランを利用しても良いでしょう。

テレワークできる部屋がない問題に対しての工夫について、詳しくはテレワークできる部屋がない問題、困ったらすぐできる工夫5つにて紹介していますので、是非ご覧ください。

共通点④自己管理が大切

会社以外で働くテレワーク・ノマドワークは、生活と仕事が密接に関わっているため、仕事とそれ以外の時間のオン・オフを付けるのが難しい傾向にあります。

また、テレワーク・ノマドワークでは、どの時間で仕事を区切るのか、休憩時間はいつからいつまで取るのか、集中して業務を行うためにはどうすれば良いのか、コミュニケーションが少なくなって孤立感が増した、など普段オフィス勤務時には思ってもなかった課題が出てきます。

そのためテレワーク・ノマドワークをする時には意識して自己管理をする必要があります。

自己管理について、リモフリでは是非参考にして頂きたい記事をいくつか公開していますので、気になる方はご覧ください。

「テレワークで集中できない」、7つの効果的な解決方法

テレワークの働き方で気を付けたい健康リスクと健康管理

「孤独感が高くなった……」テレワーク時代のストレス解消法

立っている時よりも負担が40%増!テレーワーク時代の腰痛対策

まとめ

今回はテレワークとノマドワークの違い・共通点を紹介してきました。

1番の違いは雇用形態にあることが分かりましたね。また働く場所・時間の自由さや自己管理の大切さなどの共通点もあることが分かりました。

また、今回の内容に関して参考になりそうな記事を紹介しましたので、是非参考にしてみてください。